【スペシャルゲスト】
みなさんこんにちは!前回の指学長に引き続き、今回もチョ~スペシャルな方の記事です✨
そう、タイトルからお分かりの通り!今回のゲストは前年度で退職となったKarzこと野村和宏先生です🎉🎉🎉
英米学科の専攻の授業やICCの授業でお世話になった方も多いはず!
先生のフレンドリーさと、教育に対する熱心さ、学生思いなところから皆さん大好きですよね~❤
今回はいつもの1対1のインタビューとは異なり、KGAさん主催のラウンドテーブルにKCUFSプラスメンバーが参加し、講師である野村先生の、英語教育に対する考えやコロナ渦での工夫、外大生に対する気持ちなど熱~い”想い”を聞いてきましたよ~!!!
part1とpart2の二部作でお伝えしていきます!part1では先生から行われた講義のまとめをレポート形式で、part2では先生と参加者との間で出たQ&A、そこから見える先生の”想い”をまとめています!ぜひご覧ください!!!
【~KGAとは?~】
Kobe Gaidai Alumni (KGA) とは、2015年7月に神戸市外国語大学若手同窓生有志によって神戸で創設された「若手の、若手による、若手のための」社会人・職業人ネットワークです。卒業年次、業界・職種、キャンパスと実社会の垣根を越えた親睦交流を目的としています。
2017年8月にはKGA東京支部の幹事会が発足し、東京圏での活動を開始する予定です。
KGAの活動の中心は、「Young Professional Roundtable (YPラウンドテーブル)」と呼ばれる勉強会兼異業種交流会です。毎回講師を招き、専門分野とキャリア形成に関する情報共有・意見交換を通して親睦を図っています。
詳しくはこちら!
今回私たちが参加させていただいたのが第20回Young Professional Roundtable 『もう一つの最終講義 ポストコロナの大学・英語教育の未来』です!
【野村先生の略歴💡】
野村 和宏(のむら かずひろ)
兵庫県出身。兵庫県立星陵高校卒、神戸市外国語大学英米学科卒、 同大学院修士課程英語学専攻修了。
大学院では英語学、文法・語法 研究を中心に学んだが、その後、スピーチ・コミュニケーション、 英語教育学、教育工学に重点を置いて教育研究にあたる。
帝塚山学 院短期大学、流通科学大学勤務を経て、2004年、神戸市外国語大学大学院英語教育学専攻創設に合わせて着任、現在に至る。
本学での授業に加え、 現職の英語教員研修会での講演、高校生への講演、講義も150回を超える。2020年度末、定年退職。
それではスタートです!!!
自分を信じて成功への道を!!!
まずはじめに昨今のコロナによる英語教育への影響について説明をしてくださいました。
皆さんもご存じの通り、すべての人が行動の大幅な制限を受けました。それにより大学の授業では特に遠隔教育が急速に普及しまししたね。生徒が不便を感じる数倍も、先生方は質の高い授業を求めて頭を悩まされました。また、新学習指導要領が導入され、より対話的で主体的な深い学びが必要となりました。
「英語ならIT技術が発展し、翻訳機能があるから無理に勉強しなくてもいいのではないか…?」と考える人も少なくないと思います。
ですが実際は、翻訳機を社会に導入して本格的に活用していくにはまだ多くの問題があり、現時点でも個々の英語力が必要と野村先生はお考えになっています。
ではどうやって、私たちはその英語力をこのコロナ禍でも効率的に身につけていくのができるのか??
それには先ほどの「深い学び」が鍵になります💪✨
深い学びとはどういうことか…
→あらゆることに興味を示し、様々な方法を用いて積極的に知識を詰め込んでいくこと!そしてそれを自身の中で組みなおす。つまり様々な場面で使用して自分の力にしていくのです。生徒をこの方向へ導くために深い学びを提供することが大切だと先生はお考えなのです😊
次に野村先生が実際にコロナ禍でも生徒たちに「深い学び」を提供できるように工夫したことを説明していきます!
コロナ渦により授業だけではなく、生活内の様々な点でデジタル化がますます進行しましたよね。多大な恩恵をもたらしてくれた一方で、デジタル化により何が失われたのか…
それは肉体感です🤔デジタル化の進んだ今でも、スポーツや演劇、料理や旅行など…まだ文化的な営みの多くは肉体の参与を求めています。オンライン授業も肉体感を失ったものの一つです😥
”言語学習とオンライン授業、これって難しいよね~??”昨年度のオンライン授業を通してこう感じた方は少なくないはず😟
これは学生だけでなく、もちろん先生方も頭を悩まされた大きな問題でした。コロナ渦という非常にイレギュラーな環境の中、それでも深い学びを提供するために工夫されたその様子を説明していただきました。
まずはオンラインのみでの授業に関して、
一番はアイコンタクトです!
伝える事=語りかける事とフィードバックを得る事、この二点を意識されながら先生は授業改善に取り組まれました。
画面を通すと生徒の様子はわかるけど目線がややずれる…一方でカメラを見ると相手に目線を合わせて話せるが、様子が把握しにくい…
やはりバランスの良いアイコンタクトが必要だという結論に至ったわけです
こんなに細かいことまで考えてくださってたんですね😭実際に授業を受けた生徒の反応も非常に良かったそうです😍
続いて対面+オンライン=ハイブリッド授業に関して、
11月に入ると対面での授業が解禁となりましたね。原則対面とあったもののオンラインで受けた人も多くいる中で全員に充実した学びを届けるために、ハイブリッド授業を導入して素晴らしい授業を目指されました。
野村先生は自宅で授業を受ける人たちにも主体的に参加してもらうためにあらゆる方法で工夫に次ぐ工夫を重ねられました😭
オンラインの人が取り残されないように、なおかつ対面で参加する学生も参加意識を失わないために、とにかく授業に参加している学生全員がコミュニティ意識を持つために、教室内のカメラのセッティング方法やマイクのセッティング方法を何度も試行錯誤して調整されました🤩
カメラ・マイクの設定だけではなく、授業自体に関してより深い内容でスムーズに進めるために、資料のPDF化、動画作成、音声編集など
メディアやテクノロジーをフル活用して授業改善に努められました。
授業によって向き不向きはあるものの、テクノロジーとの融合は非常に大切な事だと先生は考えておられます!
やはりその根底にあるのは、先生の学生思いな気持ちです💖
・学生を大事にする教育の進化を
・小規模大学のメリットを
・教員も学生も顔の見える教育を
・「行動する国際人」(広く認知されたフレーズ)
・「顔の見える学び」神戶外大 (豊かな学び)
・授業は教員も学生も真剣勝負の舞台
・学生の心に学び行動する灯をともしたい
なんとも熱心で優しい、学生思いなお方~😭😭😭
野村教授は学生たちのことをギアのついた自転車だと例えています。私たちはまだ最大限の力を出したことがないのです!
自分を信じて成功への道をペダルでこいでいきましょう!!!皆さんの成功をお祈りしております!👊
A ship in the harbor is safe,
but that’s not what ships
were made for.
ーby John A. Shedd (1859-1931),American author and instructorー
野村先生が実際に使用して説明されたPDFがこちら!!
今回はここまで!次回のpart2ではこの講義の後で行われたQ&Aのまとめをお送りします!
先生の熱心な”想い”、まだまだ盛りだくさんです✨✨