指学長へ、KCUFSプラスが独占スペシャルインタビュー✨

今回のインタビューはスペシャルですよ、聞いて驚かないでください…今年度(2021年度)、神戸市外国語大学を勇退される指昭博学長です!🤩
授業を取っていないとなかなかお目にかかることのない、指先生からたっぷりお話聞かせていただきました!学長の視点から見た外大生の強みやこれからの外大の在り方、学生時代の思い出話などなど…そこのあなた、読まなきゃ損ですよ!

指学長の基本情報💡

研究分野 近世イングランドの歴史研究
学歴 大阪大学文学部卒業
大阪大学大学院文学研究科〔博士課程〕史学専攻、博士(文学)
歴史への思い 「知識量を誇り、暗記するだけの」歴史ではない、ものごとを見通す力としての歴史を学ぼう!


Q.学生時代はどんな学生でしたか?どんなことされてましたか?噂では年に映画200本見てたとか…?

どっからその情報仕入れてきてん(爆笑)実は本当の話で、映画よく見てたんですよね。好きすぎてテレビ欄切り抜きして見たものリスト作ったりもしてて。そんなん若い頃はしててんけど、今はそんな見る時間ないな😭それでも最近は、アートビレッジセンターの映画館に行きましてね。コロナでお客が私一人しかいなくて、貸し切り状態で見ましたね。客一人でも上映してくれるんや!って思いました(笑)

Q.大切にしている言葉やモットーは何ですか?

むっちゃむずい質問😂ミルトンっていうイギリスの詩人の名言ぱくらせてもらいますけど一度敗れたからと言ってどうした、すべてが壊れたわけではない」っていう言葉ですかね🤔
そういえば皆さん見たことありますか、地下鉄の電車のCMに、神戸市外大の宣伝入れてもらってるんですけど。そこにもミルトンの「失楽園」の言葉を流してもらってるんで、今度地下鉄乗ったとき見てみてください😁

Q.ご自宅ではどんなことをされてますか?趣味やハマっているものは?風の噂ではバイオリン弾いてるとか…

そう!もともとシャーロックホームズ見ててバイオリン弾きたくなって買ったんよ、Amazonで7千円で😂でも時間無くて全然練習できてへんなあ…🥲趣味は色々あるんやけどねえ…活版印刷とかも好きでやってんねん、新入生にアマビエの絵がついたしおりプレゼントしたり、コースターや年賀状も活版印刷で作ったりもしてて😊

私の研究分野でもあるイギリス文化では、そういう招待状を送り合ったりする伝統的な楽しみがあるんよね、それを引き継いでるって感じ😁✨✨あとは音楽聴くとか本読むとかかなあ

Q.神戸市外大生の強み、良いところ、誇れるところは?

前向きでポジティブ!これは良い強みだと思いますね〜😎この10年で打たれ強くなってきたなあって思ってますね、NHKのアニメ番組ガンコちゃんみたいな笑 あとはボランティアにも積極的に参加したりとかするのも強みかなあ!他の大学ではボランティアするときお金発生したりするけど神戸市外大ではお金もらえなくても果敢に挑戦する精神が強くてね。

おそらく、外大の大きさが関係しているのかなあって思ってます…!大きくもなく小さすぎず、身の丈サイズの大学であるからこそ活発な人と繋がりやすくて、それが関係しているのかなあって。そういうボランティアの風土が形成されたんかなあって勝手に考えてますけどねw

入試の時に「ボランティアやってますか?」なんて聞いて採用してるわけでもないのに、不思議やわ~w

Q.学長として過ごされた中で最も思い出に残っていることは?

学長会議でスペイン(サラマンカ大学)に行ったことかなあ🤩ゲルニカの実物を見れてあの時は楽しかったなあすごい場所やなって感動したわ🥺

僕は絵が好きでね、高校時代自分で絵を描いてたのもあって余計に感動したんよ🔥

Q.研究内容はどのような基準で選ばれましたか?

僕の研究内容はイギリス文学で、イギリスは子どものころから面白いと思ってたんよね。その頃は、当たり前だけど海外はすごく遠い場所だったんやけど。でもずっと「イギリスに行きたいなあ」って思っとって、だんだん「学んでたら少しは近づけるんちゃう?」って思い始めてきてね。あとは「好きなことをやってご飯を食べられたらいいなあ」と思って、大学教授か高校教師ならくいっぱぐれしないかな~(笑)とも思ったりしてこの仕事をやってるかなあ。実現できそう!っていう感覚があれば夢を追えんねん。これ、夢を追う時のポイントやね~。
あとは余談やけど、イギリスの文化に絡めて本を執筆したりとか好きな絵を描いたりとかもできて、自分の仕事と自分の趣味を掛け合わせたら、過去諦めてたことが時間経ってからできるかもしれんってところが魅力かな。多重人格でもいいじゃん、いろんな面を持ってて!と私は思ってます。沢山の引き出しをもっておいたほうがよいからね。

Q.グローバル化が進むこれから、外大はどのような存在になっていくとお考えですか?

「グローバル化」の定義ってむずいんよな🥺歴史やってる人間からすると「グローバル化=画一化」って意味に捉えられることもあって。世の中が「グローバル化」してしまったら、つまり均等化してしまったら外大なんて要らないんですよね。英語だけでいいじゃんって。世界には多様なことがあるから、外大でやってる色々な言語や文化が必要とされてくるわけであって。英語だけできたらいいやって思ってたらダメやね。外国と付き合う上で他の言語や文化を学んでおくべきだよね、そういう役割を担うのが外大だよねって思ってます。

多様なことを理解するために外大があるので、英語ができるってだけで「国際人」と言わないでほしいですね!ここを社会に分かってもらう事が大事なんよなあ

Q.神戸市外大生に「もっとこういう力をつけてほしい!」と思っていることは?

長いスパンで物を捉えて想像する力かなあ🤔

学生の1年と教授の1年の感覚が違うから難しいんだけど、10年後、20年後にどうなっているんだろう…?ってあらかじめ将来を想像しておく力が大事なんちゃうかなあ。これは神戸市外大生に限った問題ではなく、若者向けの言葉やねえ。それやってたら想定外でした、という事はなくなるだろうしね。そのためには現在と過去の例を仕込んでおくと対応できるんじゃないかなあって思ってます。過去にこんなことが起こったから、将来にはこんなことが起きるんじゃないかなあみたいなね。

人間が経験できる量って限られてくるんで、時間・地理的なことだけで物事を判断してはダメ!自分が経験してないものを自分のものとしてどう取り込んでいくかが大事だなと思います。

大体予想って外れるんやけどね😂でも想像しておいたら「えええこんなことになるなんてえ」とはならず「ほうほう、こう来たか…」ってある程度冷静になって考えられるからね。経験している範囲を超えて考えてみよう!

Q.学長を退かれたあとは何をされる予定ですか?

えっと、無職になりますね笑 無収入になるんで誰か僕にためにクラウドファンディングしてくれんかなあ😂

アマビエのコースター(退職後は趣味に没頭したい指先生)

Q.最後に、神戸市外大生へのメッセージを!

そうやなあ…現実を夢に近づけていく力をつけて歩んで行ってほしい

そのためには見る視野を広くしておくことでもただ見るだけじゃなく常にアンテナを立てておく!どういうものなのか感知していってほしいなあ🤔

社会に出ていろいろあると思うけど、与えられた条件で何ができるかが重要で、その中で現実と理想をどうつなげていくか考えなあかんのよね

「理想と違うからだめだあ」って離れないで、理想にどんどん近づいていこう!そうすればこれからも大丈夫!!!

最後まで読んでくださった皆さんへ

以上、指学長への独占インタビューでした!指先生のプライベートに迫るお話はなかなか聞くことができないのでレアな記事でしたね🥺
指学長は今年度(2021年度)を持って神戸市外大の学長を勇退されます。これらの指先生のありがたい言葉を胸に、これからの外大での学生生活を送っていきましょう

 

関連記事

  1. 野村和宏先生の”想い”part1 ~深い学びを届けるために~

  2. 野村和宏先生の”想い”part2 ~テクノロジーを取り入れて”良い授業”を~

カテゴリー