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皆さまこんばんは🌙✨
今週もお疲れさまでした!
KCUFS(カフス)プラスの国際関係学科3年生のばやこです😁
金曜日のインタビュー記事をお届けします!
今回のインタビューは、東北で震災復興ボランティアに取り組む英米学科3年生の岡崎ななこさんです!!
ボランティアに取り組むことで、一体何が得られるのか!?
「外大なのに」ななこさんが、防災に取り組む理由とは!?
是非最後までご覧ください。
聞き手:ももかか
執筆:ばやこ
ボランティア「海の見える命の森」について
ももかか
じゃまず最初に今までしてきたボランティア活動、どんなことをしてきたか簡単に教えてほしいです!
ボランティア活動のくくりでいうと、宮城県南三陸町にある、「海の見える命の森」っていう所があるんだけど、そこがあって、避難所を作るボランティアを主にしてて。
岡崎さん
それが2016年、震災から5年後に、地域の人たちが、やっぱり震災でばらばらになってしまったからもう一度みんなが集える場所が欲しいというのと、震災の教訓を生かしつつ、安全で皆が集える地域がほしいということで、山の上にいつでも避難できる所を作ろう!というのが始まりです!✨✨
岡崎さん
ももかか
うんうん
そこから全国の学生とかもちろん社会人の方々やボランティアさんが集まって、7000人…数千人ぐらいかな、今その森づくりに集まっています👏
岡崎さん
ももかか
7000人!😲
そこではどんなことをしているの?
そこではどんなことをしているの?
私が初めて行ったときは、伝統的な大工方法とか学びながら森の小屋のロフトを創らせてもらった!他の人は手作りで地下めっちゃ掘って井戸を作ったり、ピザ窯作ったり、あとは「森林整備」っていうのでモシャモシャ生えてる木とか草を管理するお手伝いを通して、全国のボランティアの手で森を作ってるっていうのをかれこれ一年やってますね😊
岡崎さん
ももかか
ボランティアとしてはそれをメインにしてる感じ?
そう!ただやっぱり物理的な距離で、毎週通うのは難しいから、長期休暇の時、夏休み冬休みに2, 3日かけて行ってみたりっていうのが限界って感じ。
岡崎さん
ただそれでも何か関わってたいっていうので、こっちにいる間は現地のNPO団体「三陸復興観光コンシェルジュセンター」で、若い人の手でSNSを動かしてほしいっていうのでSNS発信とかお手伝いをしています😁
岡崎さん
ももかか
三陸復興観光コンシェルジュセンター?
そこでやってる人が、やっぱり現地に若い人が少ないっていうのが一番課題なんだけど、センターのSNSを私含めて名古屋の子とか東京の子、大阪の子とか現地に行ったことあるメンバーで動かしてる!
岡崎さん
ももかか
じゃそれは普段やってて、長期休暇になったら実際に向こうへ行って…ってことか。
なるほど!!
なるほど!!
ボランティアだと思っていない!
“ボランティアっていうより、勉強させてもらってる感覚のほうが強いから”
ももかか
じゃあそれがボランティア活動か😍
どうなんやろ~(笑) 実はあんまりボランティアをしてるって感覚が無くて。もちろんその森を作るお手伝いをしてるっていう部分はあるんやけど、そこでやることが全部初めてのこと、釘持ったりとか、トントン道具打ったりとか、それこそ井戸作るなんて人生でやるかやらないか分からないし!
岡崎さん
そこで教えてくれるのが災害時にどう生き残るかみたいな、すごく勉強させてくれる所だから、もちろん色んなSNSでボランティア募集って言ってるんだけど、何かそれがちょっと歯がゆいっていうか。ボランティアっていうより、勉強させてもらってる感覚のほうが強いから。
岡崎さん
ももかか
あぁなるほど!! 力を貸すって感覚よりかは、学びにいってるっていう😀
そこにくる動機も様々で。1、2年生だったら何かボランティアしてみたいっていう人が多いんだけど、特に3年生になったら就活っていうものが見えてきて、そのために何かやっておきたいっていう。
岡崎さん
でも結構みんなに共通してるのが、来る前はそういうボランティアの気持ちが大きかったんだけど、帰る前には「学び切った!」みたいな。震災とか全然知らんかった悔しさみたいなのが皆表情の中にあって、そこでも共通点がある🌿🌿
岡崎さん
きっかけは語り部さんの再現可能性のない言葉
“自分が何もしなかったら、常にスタートに戻って、語り部さんがまた新しい人に伝えていかないといけない”
ももかか
へえ~!😲
じゃ、ななこちゃんも最初にの申し込もうと思ったきっかけと今続けてる動機とはちょっと変化はあるの?
じゃ、ななこちゃんも最初にの申し込もうと思ったきっかけと今続けてる動機とはちょっと変化はあるの?
あ~だいぶ違うね(笑)。最初のきっかけは、私が憧れてたHabitatの先輩が南三陸に行っていて、真似したいっていう気持ちが強かったなあ。だけど、向こうに行っていろんな震災体験の語り部さんにお会いして。
岡崎さん
ももかか
うんうん!
私は一つひとつの言葉、再現可能性がない言葉っていうのを語り部さんからすごい学んで。
岡崎さん
私が行った時が震災から10年目の年だったんだけど、5年前から語り継いでいて、自分が何もしなかったら、常にスタートに戻って、語り部さんがまた新しい人に伝えていかないといけないの。言葉にならないけど申し訳ないというか、もったいないなと思っちゃって…
岡崎さん
自分がSNS発信結構できるほうだし、代わりにやってみたらいいんじゃないかなって思って! 語り部さんの存在が変化のきっかけかな~🤔
岡崎さん
ももかか
それが印象に残ってるんだ~!!
特に行ったはじめは4、50代の語り部さんと会うことが多かったんだけど、最近、夏以降かな?自分と同い年の語り部の子が増えてきて。
岡崎さん
ももかか
あ!そうなん!
震災当時小学校2年生の子が、妹を亡くして、今10年経ってようやく喋れるようになったとかっていうのを見てて、自分と年齢が近いもんだから、勇気を出してその子の力になりたいなっていうのもある。最近はその若い子の影響が大きいかな、自分の中では。
岡崎さん
高校生が語り部をしていて、その子は自分でも「震災を知る最後の世代」って言ってた。自分より年下の子が震災の語り部をしてるっていう状況になってて。
岡崎さん
ももかか
高校生!すごいなあ…
こりゃすごいことだ!と思って✨
SNS上で繋がって、お互いを応援しあってる状況かな!
SNS上で繋がって、お互いを応援しあってる状況かな!
岡崎さん
ももかか
なるほど~😄じゃその最初のきっかけは憧れの先輩だったけど、今は語り部さんの話を聞くことで、今度は自分も伝えていかないと!という気持ちがあるんだね💓
防災ボランティアから学んだこと
アナログに戻る大切さ
“自然のものを活かして自分が生きれるかどうかを考えるのは、めっちゃ勉強になったし、これは体験でしか分からないことだから、現地に行ってほしいな”
ももかか
その活動の中で、思い出というか印象的なことってある?
なんだろう・・最初に行った時っていうのがやっぱり印象が強くて、実際体を動かすことで言うと、火を起こすのね自分で。みんなでピザを食べるんだけど、もちろんガスとか無いし、火を起こすならマッチと草、植物とか燃えるものを自分たちでいい感じに組み合わせてやるんだけど、それさえ出来なかったらピザも全然食べられないわけよ(笑)。
岡崎さん
「お前らいつになったら食べられるんや!」って怒られることも多々なんだけど(笑)。それって小学校の野外活動でやった以来だから、自分らがすごい電気と水とガスに頼ってたんだなあっていうのを感じたし、なによりその不便さを体感したもんだから、こうやって水が出るのも当たり前じゃないよな、みたいなのを本能で感じるようになって。
岡崎さん
ももかか
はー!!
実際それは東日本大震災の時にもあったわけで、しかもどちゃくそ寒い、こういうときにマッチ一本でも持ってて火を起こせたらどんだけ皆が安心できるやろうな、みたいなのを思ったときに、アナログに帰る大事さというか。
岡崎さん
もちろんパソコンとかスマホとか便利ではあるけど、電池が無くなったらただのプラスチックだし、そういうときに自然のものを活かして自分が生きれるかどうかを考えるのは、めっちゃ勉強になったし、これは体験でしか分からないことだから、現地に行ってほしいなという思いはある。
岡崎さん
ももかか
そうやね~~確かにね。ありがたみを再発見するよね😍
価値観の変化
“防災っていうと大げさな感じがするけど、日常のありがたみを感じることで結果みんなも幸せになれるはずなんよな~”
ももかか
じゃ次の質問行きますね。そういう印象的なことを通して学んだこと、感じたこと、価値観が変わったことを改めて。
被災地でいっぱいいろんな人にあって、すごい人間の温かみを感じたっていうか。
岡崎さん
外から来たものってまだ被災地じゃセンシティブな人がいるわけだし、「震災のことを勉強しに来ました。」って皆がみんな「ありがとう」って言ってくれるわけじゃないから…
岡崎さん
その中でも語り部さんは、まず語り部の一言目って「来てくれてありがとう」から始まるんだよね…
岡崎さん
ももかか
素敵。
それに加えて、水とか電気とか日常にあるものがいかにありがたいかっていうのを感じた時に、ちょっとしたことでも「うわ〜幸せだな」って感じるようになって。
岡崎さん
当たり前じゃないなって思い始めたときに、なんかちょっとずつ幸せが増えていって、日常の幸福度が増えていって🍀
岡崎さん
ももかか
う~ん素敵!👏👏
だから防災、防災っていうと大げさな感じがするけど、日常のありがたみを感じることで結果みんなも幸せになれるはずなんよな~って思ってる。そこが結構変わったかな!
岡崎さん
ボランティアと向き合う日々
悩んだ時に、語り部さんに救われた
”自分が経験していないこと、語り部さんから聞いたことを自分ごとのように言っていいのか”
ももかか
じゃその活動の中で、ななこちゃんにとって、これ失敗だったなとか後悔したことってある?
一番悩んだのが、自分が経験していないこと、語り部さんから聞いたことを自分ごとのように言っていいのかどうかっていうのは、すごい迷って。
岡崎さん
めっちゃ迷ってた時に、同い年の語り部の子に相談したら、「伝えようと思った時点で当事者だと思うから、被災者っていう肩書きは別に言ってもいいと思うし、むしろ自分たちの声が届かないところに伝えるには、ななこちゃん自身の言葉が絶対必要だから。」って言われて、そこからだいぶ肩の荷が降りて。
岡崎さん
徐々に続けていったら、実際被災地の語り部さんに顔を覚えてもらうようになったりとか。それこそ今度石巻で被災した二人の語り部さんと私がコラボして、オンラインでトークイベントしたんだよ~。そういう場所に声をかけてもらって。続けてきてよかったなっていうのをすごく実感した✨
岡崎さん
ももかか
そうやね!! すごいね、ななこちゃんのSNSでの活動を見てってことかな😊
そういう語り部さんの喋ってもいいんだよって声が無かったら私たぶんやってなかったから、救われたなって思うね…😢
岡崎さん
ももかか
周りの方、、友達もそうやし、語り部さんもそうやし、アドバイスが支えになるというか…素敵なアドバイス💓
新しい環境に飛び込む!
”限られた命の中で、できるだけ色んなところに行って色んな経験をしたい”
ももかか
ななこちゃん自身への質問なんだけど。私がインスタグラムとかを見てて思ったのは、ななこちゃんっていろんな新しい場に入っていくやん。私それってすごい勇気いるなって思っちゃうのよ、防災に限らずやけど。そういうときって緊張するタイプ?
する(笑)。めっちゃする!
ビビりで、正直。失敗が苦手っていうか。安定を求めてしまう部分もあるんだけど。
ビビりで、正直。失敗が苦手っていうか。安定を求めてしまう部分もあるんだけど。
岡崎さん
そうだな~なんなんだろうな。今の自分のビジョンにもあるんだけど、被災地で生きたくても生きられなかった命をたくさん見てしまったから、自分もいつ死ぬかわからんし…
岡崎さん
限られた命の中で、できるだけ色んなところに行って色んな経験をしたい。
岡崎さん
ももかか
うんそやね!
今は自分が失敗しても誰かが手を差し伸べてくれるし、変なプライドが無くなったっていうか。自分の知らないところに行ったからこそ、多分みんなもそうだと思う、世界旅行、海外に行ったら自分の知らない世界がいっぱいあってっていうのと同じ感じかなっていう。
岡崎さん
ももかか
すごいね!その活動でめっちゃ変わったんやね、自分の中でも。
角(かど)が無くなったと思う(笑)
岡崎さん
これからの未来
”ありのままの思いに彩りを、子供たちが憧れる大人の笑顔を”
ももかか
将来の展望というか、これから先、活動でどうしていきたいかを聞きたいな。
まず、被災地にある思いを伝えるのはずっとやっていきたいなって思うし、なんなら南海トラフ地震もどんどん近づいてるから、自分も防災とか命を守るっていうのを体現できる存在でありたいってのも変わらずあって。
岡崎さん
ただボランティアを仕事にするのはできないなっていう感覚があって。
岡崎さん
ももかか
うーん🤔
今私が描いているビジョンがあって。
それがあのね、「ありのままの思いに彩りを、子供たちが憧れる大人の笑顔を」っていう。
インスタのプロフィールにも書いてるんだけど。
それがあのね、「ありのままの思いに彩りを、子供たちが憧れる大人の笑顔を」っていう。
インスタのプロフィールにも書いてるんだけど。
岡崎さん
ももかか
書いてるね!
「FUEKI」っていう学生コミュニティ団体の参加者でもあり運営をしてて。
岡崎さん
そこが学生の、将来どう働きたいどう生きたいのかとか、そういうビジョンを一緒に考えていこうよっていうのをサポートする団体で、自分もビジョンを磨きつつ居てるの。
岡崎さん
今のこの日本社会で、熱意を持って働いてる人って、6%しか居ないんやって!
岡崎さん
ももかか
少なーい!😲
めっちゃ少ないやん!?
後の人たちはやる気がなかったりとか、不満を持ってる人たちが多いんやけど、私はやっぱり被災地で生きたくても生きられなかった命をたくさん見てきたから。
後の人たちはやる気がなかったりとか、不満を持ってる人たちが多いんやけど、私はやっぱり被災地で生きたくても生きられなかった命をたくさん見てきたから。
岡崎さん
子供たちにはなんとなく生きるんじゃなくて、めちゃめちゃ生き生きしてて、自分のやりがい、生きがいを感じながら、生きてる大人になってほしいなっていう思いがあって。
岡崎さん
だから将来の展望としては、一人ひとりが自分らしく働くためのビジョンを持てるようなサポートをしたいなって。
その根底にあるのが東北での活動ですね。
その根底にあるのが東北での活動ですね。
岡崎さん
外大生へのメッセージ
”「せっかく自分外大に来たのにな。」って悩んでる子がおったら、それはそれで自分がいい方向に進もうとしてるサインやと思う”
ももかか
最後に!外大生に何かメッセージがあれば聞きたいです!
外大生はほんまに自分の夢に熱心な人が多くて、自分自身はめっちゃみんなの活動…SNSとか、カフプラの記事とか、見ながらめっちゃ励まされてるし、すごいなって尊敬してる人が多いというのが一つあるのと、
岡崎さん
ももかか
そやね~
私的には世の中でいう「外大生らしさ」から外れてる人間だと思ってて、家族からも外大行ったから英語の道進むんでしょ?っていわれることが多いけど、
岡崎さん
外大に来たからこの道じゃないとダメってこととかもないと思うし、もしそこで「せっかく自分外大に来たのにな。」って悩んでる子がおったら、それはそれで自分がいい方向に進もうとしてるサインやと思うけん、そこで自分とじっくり向き合ってほしいなって思う。
岡崎さん
ももかか
そういう子いっぱいおると思うな。外大でも・・こう私もそうなんやけど、単に英語が好きって思いで入ったのよ、だからこの先どうしようっていう、ビジョンがななこちゃんみたいにはっきりとなくって。
ももかか
「外大生だから」にとらわれずいろんな分野、いろんな場所に実際に行って、いろんな人の話を聞いて、自分の考えを広げるってほんまに大事やなと思った。
インタビュー班もめっちゃしっかりしてるなと思って。そういうので人の話聞く機会めっちゃ多いやろうなと思って、素敵な活動してるなあと…
岡崎さん
ももかか
ありがとうございます^^
いかがだったでしょうか。
実際に現地でボランティアしている岡崎さんだからこそ
生み出される言葉の一つひとつに共感しました😍
もっと知りたい!という方は以下の情報も参考にしてみてください!
・海の見える命の森サイト
・FUEKIのサイト
・岡崎さんのInstagram
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございました!
KCUFSプラスの運営する当サイトKCUFS+では、これからも様々な活動に取り組む外大生のインタビュー記事を掲載していきます!
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