【交換・長期・イタリア】沢山の授業に参加して、人と出会い、自分を知る

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留学者のプロフィール

who am I?

■名前
山本恵理

■学科/留学年
国際関係学科/3年後期~4年前期

■自身の留学を表すハッシュタグ
#交換留学 #サピエンツァ大学 #開発経済学科 #ファッション学科

留学先情報

留学先情報

■学校名
ローマ・ラ・サピエンツァ大学

■留学場所
イタリア/ローマ

■留学形態
交換留学

■何を学んでいたか
開発経済学とファッション

■居住先
アパート・マンション

■留学期間
2019年9月~2020年8月

■授業について
好きな科目を好きなだけ取れます。一科目取ると、週に2回授業に出席しなければいけません。基本一つの授業は120分でした。なので、多くの科目をとれば簡単に平日のスケジュールは埋まります。イタリア語の授業が週に2回自由に取れます。

例) Population and Development, Colonization and Decolonization,
History・Culture・Identities,
Fashion Through HIstory, Art History

しかし、大きい大学なのでキャンパス間の移動があると(徒歩で40分、バスで20分)、間に合わないので要注意です。

■物価
基本的に同じですが、水や野菜、パスタは美味しくて安いです。乳製品も安いです。ジェラートも安いです。シェアハウスをすると光熱費がお得な気がします。公共交通機関一年間乗り放題のチケットが200€くらいで安かったです。

■クラスの多国籍度
同じ授業をとっている日本人はいませんでした。学校の中で会った日本人は二人だけでした。授業では、イタリア人30%、イラン・インド・ドイツ・ポーランド・スペイン・フランス・中国それぞれ5~10%と万遍なくいました。

■日本人に対するサービス
大きな大学なので日本人と会う機会は全くなく、日本人会も社会人の方のみの参加のようでした。学校の対応はとても遅く、英語が通じているかも不安でした。
周りの留学生と協力して、滞在許可書や単位の取得方、試験対策など行いました。頼れる日本人はいなかったです

■費用
①学費:交換留学なので外大の学費
②寮費:410€
③出発時に持参した金額:70万円
④奨学金:50万円

■留学前後の語学レベル
留学前:IELTS overall6.5
留学後:TOEIC 945 イタリア語はだいたいなんでも理解できます。

■その場所を選んだ理由
交換留学で国際関係主に開発経済に関する授業を取りたいと思っていました。
また、イタリアに住んでみたかったからです。

■留学目的
自分が興味のある分野の知識を身に着けたかったからです。あとは欧州最大の国立大学ということで、世界中から集まった学生と交流し様々な価値観を知りたかったからです。

 

留学前後のスケジュール

①2019年4月
留学手続き開始(予定より一か月ほど現地の大学の連絡が遅かったです)

②2019年6月
ビザ取得

③2019年8月
出国

④2019年9月
滞在許可書申請

⑤2020年7
滞在許可書取得(帰国前にやっともらえました)

⑥2020年8月
帰国

留学場所のMy評価

My評価:学校

■友達や先生の雰囲気 ★★★★★
明るく、多様性を理解している留学生が多かったです。そもそも価値観を広げるという日本人の留学生のような目的を持っておらず、とにかく勉強していました。(生きるか死ぬかで国を捨てて留学している中東からの正規留学生も多かったです。)
それでも遊ぶときは遊んで、旅行なども一緒にしました。 イタリア人の先生は皆優しかったです。

■授業内容 ★★★★★
有名な大学なだけあって、ゲスト講師による授業が充実していました。WHOで働かれている職員の話であったり、映画監督やDiorの責任者も学校へ来て授業をしてくれました。

■学校のサポート体制 ★☆☆☆☆
国民性なのか、メールの対応が遅く、単位に関しては、教授と国際課の板挟みになっている学生もいました。結局単位がなぜか取れていないという学生が多く、登録情報や国際課との連絡は自分から積極的にオフィスに行くことが大切です。

■学校の全体評価 ★★★★★
やはり授業のバリエーションが多く、その分、様々な学生とも出会えたことに満足しています。

 
 
My評価:国や地域や住まいの環境

■治安 ★☆☆☆☆
地下鉄はスリが多いので有名ですし、ホームレスのひとがあちこちいて、薬をやっています。しかし、気をつけていれば大丈夫です。
あと家の中に泥棒が入ったので、カギは頑丈に三段階ロックまでかけてください。

■アミューズメント性 ★★★★★
観光地しかないといっても過言ではないほど、歴史があって美しい町です。たまたま入ったアパートの天井にフレスコ画があったり、歩いていたら遺跡が突如現れることがありました。

市内には歴史的建造物や美術館が数えきれないほど沢山あるので、飽きないです。

■住居先の環境 ★★★★★
イタリア人の同年代の子4人と住めたので、現地の食文化や生活スタイルが良く知れて良かったです。

■町全体の環境 ★★★☆☆
人が明るくて優しいです。町も美しくて、食事も美味しく、生活面では他の国に留学した友人と比べてもいい方だと思います。公共交通機関と治安の悪さが目立ちます。

食前酒の習慣があるので、バールでお酒を飲みながら話したり、ローマは海からも近いので、学校帰りに友達と浜辺で話したりしました。

■交通事情 ★☆☆☆☆
バスが40分待っても来ないので結局歩く、ということが多すぎました。また予告もなく地下鉄がいきなり止まったりもして不便でした。しかし、歩くのが楽しい町だったので逆に良かったかもしれません。

■食事事情 ★★★★★
本場のイタリアン(特にピザ!)は本当に美味しいです。ジェラートもどの店もこだわりがあり、比べるとまた面白いです。
(私のイタリア人の友人はピスタチオ味を食べればその店のランクがわかると、口をそろえて言っていました)

留学ストーリー~アドバイス編~

①学んだことや自分の考えを声に出す練習必須!

イタリアの一般的な試験方法は平均30分の口頭試問でした。いざ教授と一対一で試験をするとすごく緊張すると思います。なので日々の授業の中で内容を理解するだけでなく、教授の伝え方から、英語のどの単語を使って試験に挑むのか、まで考えておいた方が良いです。
また、交換留学生としていくと、大学院の授業をとらないといけないので、周りの学生に負けないよう自主勉強で知識を貯めるのも必要でした。英語が良くできる友達を作るのも一つです。

②待つことに対して怒らない

イタリアではとにかく待った思い出がたくさんあります。例えば、バスを使うなら、移動時間+30分前には家をでるべきです。また、学校での試験も、教授一人が100人もの人を順番に採点するのですが、時間帯で分けたらいいものの、結局名前順で6時間椅子で待った経験もあります。友人は待ったのに結局その日に時間がなくて試験を受けれなく、次の日に呼ばれていました。お昼ご飯やジュースなどを用意しておくといいです。滞在許可書も入国してすぐに申請したのにも関わらず、帰国一か月前に受取れました。その間、海外旅行には申請書控えがあればいけるので不便ではなかったです。のんびりした方が自分のためです。

留学ストーリー~これなしで私の留学語れない~

①イタリア語を理解してイタリア人から学ぶ

授業は英語でもイタリア語の習得は必須です。イタリア人自体が地元の人はあまり英語を話しません。なので、渡航前の言語学習は各自でしなければならないです。留学中はイタリア人と住めばリスニングは確実に伸びます。 イタリア語ができればバールのオーナーと話せる、バス停でお年寄りを助けるときの声掛けの仕方がわかる、イタリア人の友達ができます。 日常生活でのイタリア人の明るい態度や、初対面の相手にも積極的に話すという人との接し方からは学ぶものがありました。

この先輩、今何してる?

現在は就職活動中で、留学を通して培った語学力や積極性などを活かせる会社で働きたいです。商社やプラント会社を主に受けています。

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最後にメッセージ!

留学そのものに過度な期待はせず(その場でできる限りのことをすれば、いつでも新しい発見や自分自身の成長は感じられるはずなので)、各自おもいおもいのまま行動してみてください。あとは、外大の友人ともコミュニケーションを取り合い、個人の学びや心配事なども共有すればいいと思います。私はコロナ禍で、頼れる日本人が周りにいなかったですが、同じく留学先で頑張っている外大生にとても支えられました。

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