週末はほとんどメルボルンに行っているのですが、いつも通り夕方の電車でバララットに戻っているとき、隣に座っていたご婦人から声をかけていただきました。今日何してたの～！とか普通のSmall talkから始まって、１時間半しゃべり倒しました。彼女は、アフリカの様々な国でティーチングの経験があるらしく、今もバララットの大学で教授をしていらっしゃるそうです。大学のことを話したり、わたしのオーストラリアでの経験を話したり、興味深すぎる彼女の若いころの経験の話を聞いたりして、いつも退屈で時間を浪費してしまっていた長い帰路が、彼女のおかげでとっても楽しくて有意義なものになりました。

彼女は日本に来たことはまだないらしく、「日本人って毎日着物着るの？」とすごくまじめな顔で聞かれて、日本のイメージはやっぱり着物なんだとリアルに感じました。「毎日着ないよ！　でもスペシャルなときに着るんだよ～」と言いながら、私の成人式の写真を見せると、 “Amazing! Beautiful!” と褒め倒してくださり、さらに「これはママ振りっていって、お母さんの30年前の着物だよ」と教えると、「素敵な伝統だね」と目をキラキラさせていました。この出来事を日本の家族にも報告すると、嬉しそうでした。

バララット駅で電車を降りると、「車で家まで送ってあげるよ」と、彼女の家とは真逆方向なのに言ってくださったので、お言葉に甘えて乗せてもらいました。本当に優しくて明るくて、若いころにたくさんの経験をしていてかっこよくて、いつかこんな女性みたいになりたいと思った日でした。大人になったときに、頑張る若者を応援できるような人生を歩んでいたらいいなと思います。

■防犯のために気をつけていることを教えてください！

たまにひとりでドミトリーに泊まることがあるのですが、そのときは女性専用ルームを利用しています。あと、ひとりでUberに乗らないようにしています（特に夜遅くは絶対に乗らないです）。性犯罪的なものが個人的には一番怖いので、それには細心の注意を払っています。スリなどは見たことがありませんが、バスや電車では体の前に荷物を抱えています。

■現地と日本とで似ていると思った事柄は何かありますか？

特におもしろいことは思いつかなかったです。車が左側通行であることと、比較的治安がいいことが挙げられると思います。