Social Justiceゼミ紹介~国際関係学科教員 Michael Hollenback 准教授~

Hollenback 教授

この記事は~2022年度入りゼミ生の意見を参考に作成しており、個人的な意見や年度によって異なる情報を含む可能性があります。最新情報は2023年度ゼミ募集要項をご確認いただくか教授・教務入試班にお問合せ下さい。

01.学科・コース

2020年入学まで
英米・イスパ・ロシア・中国学科のICCコース
国際関係学科全生徒

2021年以降入学
国際法政、多文化共生、リベラルアーツコース

※詳しくは要項確認必須!

02.研究内容

募集要項から:Social Justiceとは、広く抑圧された様々な社会集団(ジェンダー、国籍、人種、階級、セクシュアリティ、能力など)の社会的平等を実現することを扱います。ゼミでは、社会正義に関連する概念を、哲学的、社会学的、歴史的、政治的側面から、学際的に取り扱う。
学生は、1) 社会集団のカテゴリーが作られた哲学的根拠、2) 社会における不平等、3)社会階層を支えてきた構造、システム、制度について学び、特定の社会的状況において、特定の社会集団(学生が選択)のために社会正義を実現する方法について研究します!

教授の研究分野はこちらから↓
国際関係学科教員 MIchael David Hollenback 准教授

ゼミ生から:

Aさん:基本的にSocial Justiceに関わる分野であればどんな研究内容も許容してくれます。Social Justiceとは社会の不平等を解決していくための学問です。少なくとも私はそのように理解しています。例えば、ジェンダー問題や障がい者差別、貧富問題などの分野を取り扱っています。
私が研究するテーマは男女格差です。最終的にはシングルマザーに焦点をあてて研究を進められたらいいなと思っています。 授業では教科書として「Is everyone really equal? 」という洋書を使っています。この教科書を用いて、Social Justiceの基礎的な知識を学びます。例えば、Liberalism(自由主義)やhistorical materialism(唯物史観)などの思想とは何なのか、どうやってそれらの思想が生まれたのかを学びます。さらに、社会運動の種類や歴史についても学ぶ機会があります。(Hollenback先生は日本の学生運動の歴史に精通しているので、興味深いお話が聞けます。)

03.授業について

授業の進め方&課題

Aさん:3年前期…毎回指定された教科書の範囲を読んで、その範囲の内容に関係する先生の質問に答えます。 (回答はGoogleクラスルームで提出します。長さは基本的に200 word以内です。)
授業の冒頭に自分の回答について英語で近くの人とディスカッションする時間があります。その後、先生が少しコメントして、授業が始まります。講義の間にも何度か近くの人とディスカッションする時間があるので、集中して授業を聞いていないと取り残されます。講義の最後は先生がまとめをして終わります。
オンライン授業はないので、欠席した場合は先生にお願いして授業の録音をとってもらい(音声のみ)、それを次回の授業までに聞いてくる必要があります。

受講時間

3年生 火曜5限

教科書

Is Everyone Really Equal? – An Introduction to Key Concepts in Social Justice Education Ozlem Sensoy & Robin DiAngelo/ ・College Press, 2nd Edition – 2017

04.評価

3年次
①毎週の課題:教科書や指定された文章を読んで、それに関する質問に200wordsほどで答える毎週の課題
②Book report:個人が興味があるトピックに関連した本を毎月1冊(又は論文3本)を読んで、それに対してレポート(300words×2問、論文の場合はそれぞれ100words×2問)を作成する。
③最終レポート:卒業論文のテーマとして選択したテーマについてのレポートを、Book reportなどを参考にしながら書く。このレポートが、卒業論文のthesisになる。

4年次:実験の準備、データの収集・分析、卒業論文の執筆期限など。卒業論文は、4年次の評価の大きな部分を占める。

05.いいところ! (ゼミ生の声)

研究面

Aさん:私はまだ本格的に論文の研究を始めたわけではないので基本的に授業で得られる学びにやりがいや面白さを感じています。少しずつ自分の視野が広がっていき他の人が気づかないようなことに気づけた時、成長を実感して嬉しく思います。

Bさん:授業ではsocial justiceを実現するため、社会問題・人権問題を理解するための理論を授業で学ぶことができることです。また、自分の興味分野を深ぼって自由に研究できることも魅力の一つだと思います。

Cさん:研究分野は幅広く決められる。学んでいく上で、気付く点は多いと思う。英語の文章を読むので、読解力が付くと信じています。

研究以外

Aさん:Hollenbackゼミではゼミ生全員での合宿や飲み会等は開催されません。授業外の交流が楽しみな方には残念かもしれませんが、そういった交流が苦手な方には向いているゼミだと思います。ゼミ生全員でのイベントがないだけで、仲の良いメンバーは少人数で遊びに行ったりしてるのでゼミ生同士が不仲というわけではないです!

Bさん:全員が前向きに取り組んでいるので、みんなから沢山刺激を受けています。また、レクチャーだけでなく、ディスカッションも多くあるため、意見交換をしながら楽しく学ぶことができています。また、教授はどんなことでも親身になって相談に乗ってくれるためとても有難いです。

Cさん:飲み会とかはないです。ゼミ生とは授業の前後で話すくらいで、皆でご飯とかもないです。仲が悪いわけではないと思いますが、すごく仲が良いわけでもないです。ゼミで新しい友達を作りたい!交友関係を広げたい!違う学科の子ともっと仲良くなりたい!と思っている人には、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
教授は凄く優しいです。真面目にゼミを楽しみたいと思っている人には向いていると思います。

06.ゼミの推しポイント!(ゼミ生の声)

Aさん:全講義「英語」で進められるので、英語力を伸ばしたい方、もしくは、今の授業に物足りなさを感じている方には良い環境だと思います。 絶えず挑戦している人に出会えるおすすめのゼミなのでぜひご検討ください!

Cさん:もちろんゼミはALL ENGLISHなので、リスニング力は鍛えられているはず、、。ゼミ生の英語レベルは高めですが、英語に自信がなくても、授業中にしっかりと質問して、ちゃんと聞き返して、「???」という視線を送っていれば、授業の内容は理解できるはず。分からなくなったら、分からないと言うことが大事です。さもないと置いて行かれます。ちゃんと質問できるなら、要項に書いてる英語レベルに足らなくても、大丈夫だと思います。卒論は大変だと思いますが。

07.卒論

必須なはず。

※最新の情報とは異なる可能性もあります。最新の募集要項などをご確認ください。

08.選考について

相談
2022年9/27(火)、10/5(水)、10/13(木)、12:10-12:40に@201で開催される説明会に参加。
個人で相談することもできるので、必要な場合は教授にメールでコンタクトする(~10/17まで)。

面接は11/7~11/17の日程で、個別に開催。
・申し込みの後、先生が学校のメールに連絡するので、そこから面接の予約をする。
・面接は教授の部屋(R604)で行われるが、必要があればZoomでも可能。

※募集要項を日本語訳しましたが、必ず、要項を確認してください!必ず!

対策
英語得意じゃなくてもOK!
選考では興味のある内容となぜ興味を持ったのかを英語で話せるように準備しておくといいかもしれませんね。
留学の予定があるかとかは聞かれました。交換留学の方も多いので、その相談とかもあるのかも。

08.その他

旧区分ではICCコースが受講できる数少ないゼミの一つだったので、ICCの生徒がとても多かったです。
学科は、国関が多いです。たまに英米、イスパもいます。
男女比は女子が多い。男子は学年に1人くらい。
留学や休学で抜ける人が多いので、途中で増えたり減ったりしますが、1学年は10人程。

関連記事

  1. ヨーロッパ地域論/英語圏の文化と社会ゼミ紹介~国際法政・多文化共生・リベラルアーツコース教員 並河葉子(なみかわようこ)教授~

  2. フランス探究ゼミ紹介~総合文化准教授 多文化共生・リベラルアーツコース 太田悠介准教授

  3. 社会•文化人類学ゼミ紹介~多文化共生コース 中田友子(なかたともこ) 教授~

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


カテゴリー