今回の神戸市外大で輝く”きみ”は、Green Voiceを立ち上げ、外大にサステイナブルキャンパスを提言し実現することに成功した、国際関係学科5回生の菊地りなさんです!
ページコンテンツ
環境問題に興味を持ったのは・・・
ほの
本日はよろしくお願いします!
早速ですが環境問題に興味を持たれたきっかけって何だったんですか??
早速ですが環境問題に興味を持たれたきっかけって何だったんですか??
きっかけは外大の現代の政治っていう授業で・・・
菊地さん
ほの
あー!私も取ってました!
色々な社会問題を取り扱っていて、その中の一つが環境問題がテーマで将来「水の戦争」っていうのが起こるっていう話を聞いて・・・環境問題も国際問題に発展するんだなぁって、そこで興味を持ちました。
菊地さん
ほの
なるほど~ じゃあそれまでは特に意識したりはしてなかったんですか?
そうですね~特に何もなく。まあ国際関係学科に入ったので国際問題についてはぼんやりと考えてはいたんですけどね。
菊地さん
ほの
ちなみに留学されていたという事で、留学先でも環境問題について勉強されてたんですか?
そうですね、留学先はアメリカ・カリフォルニアだったんです。そこで環境とかサステナビリティの講義とか、サーティフィケイトを取るコースがありました。
菊地さん
ほの
サーティフィケイト?ってどんな感じなんですか?
効力は無いんですよね(笑) 私はごみについて詳しくやったんですけど、ごみをできるだけ少なくする「ゼロウェイスト」の概念を学んで。
菊地さん
ほの
ほうほう
それで実際企業・学校でシステムをどう作るかみたいな。例えばカフェテリアをこうやって変えたらもっとゴミ少なくなるよね~とか。
菊地さん
ほの
なるほど!面白そうな授業ですね!
日本の環境問題、何が難しい?
ほの
ちなみに日本の環境問題を解決するのに他の国より難しいところってありますか?
その質問すごく難しくて(笑) ちょっと変わっちゃうんですけど、環境問題を変えていくのに重要な事は大きく二つあるんじゃないかと思っていて。一つ目はやっぱり教育が必要だと思います。子供の教育はもちろんですけど、大人になると興味がある人しか情報にアクセスしたりしないじゃないですか。
菊地さん
ほの
たしかに!
そういう興味がない人たちにどうやってアプローチしていくかもしっかり考える必要がありますよね。
菊地さん
二つ目はとはいえ、どうやってアクションすればいいのかっていう所で、行動がしやすい環境を造ることが必要かなと思います。例えば脱プラスチックで、紙ストローに変えたりレジ袋を無くしたり、そんな風に日々の行動を変える流れをつくって、人々が適応しています。行動しやすいように社会システムを作って、私たちが踏み出せるような形にしていくのが必要だと思っています。
菊地さん
ほの
確かに、今も少しずつ変わってますね~
Green Voiceってどんな団体?
ほの
それではGreen Voiceさんについてご紹介お願いします!
Green Voiceはいろいろな問題に興味を持った人が集まって、環境問題っていう一つの大きなテーマに向かって活動しています。
菊地さん
ほの
団体を立ち上げたきっかけって何だったんですか?
留学の話しから繋がるんですけど、留学先がサステイナブルキャンパスを目指していました。そこで実際それに向けた取り組みを見て、普通に生活しても環境に配慮した行動になるし、簡単に取り組めるというか、そこまで意識しなくてもそうできる大学って良いなって思って。
菊地さん
ほの
たしかに、素敵ですね~
帰国してから外大もそういう風にしたら面白そうだなって思って、そして環境問題に興味のある人も多いんじゃないかなと思いました。そこで知り合いに声を掛けているうちに、そういう人たちが5,6人集まってGreen Voiceが始まりました!
菊地さん
ほの
行動力すごいです・・・!そういうの普段から意識されてますか?
あまりしてないですね~。けど、自分は結構欲望を口に出すタイプで(笑)私こういうことしたいんだよねって周りの人に言うと「それは無理でしょ!」とか、「こうやったら面白いんじゃない?」とかフィードバック返って来たりするのがいい刺激になります。
菊地さん
ほの
じゃあやりたいことあったらとりあえず口に出す、って感じですかね?
そうですね!口に出したらやらないといけない、って責任が伴うし(笑)
菊地さん
ほの
ちなみに団体ではどんなことをされてるんですか?
活動内容は主に三つで、一つ目はSNSでの発信を通して、みなさんに環境問題について知ってもらうことを目的としています。二つ目は勉強会をしていて、オンラインで一つのテーマについてディスカッションを行っています。みんなが日頃環境問題に対してモヤモヤしていることをシェアでき、新しい意見も知ることができるので楽しいです!
菊地さん
ほの
勉強会!
三つ目がさっき話したサステイナブルキャンパスの提言を大学に行っています!環境問題について知って、考えた後にやっぱり行動につなげたい、っていうところで大学に働きかけています。
菊地さん
ほの
そうやって学生同士でもちゃんと話し合えるのってとてもいい機会になりそうですね!
ありがとうございます!勉強会では結構OBOGの方にも参加してもらったりして、社会人の意見とかも聞けたりします。
菊地さん
今までの勉強会のトピック。今後も開催されるのでぜひ参加してみてください!
外大に提言!サステイナブルキャンパスって?
ほの
では先ほどから出てくるサステイナブルキャンパスについて詳しく知りたいです!
サステイナブルキャンパスはその名の通り、持続可能なキャンパスです。ですが結構定義が広いというか、曖昧なんですよ、環境問題に取り組むことだけではないので。日本でもやってる大学はあるんですけど、そういう所は理系だったりお金あったり(笑)そういうのは外大とはちょっと合わないじゃないですか。
菊地さん
ほの
確かにそうですね(笑)
だからその曖昧な定義の逆手をとって、幅広く人権とか貧困とか国際問題をミックスしてやるのが外大のサステイナブルキャンパスなのかなと思っています。例えばフードロスを減らしたり、地元の野菜を使ったレシピを作ったりだとか。みんなに知ってもらって行動してもらうっていうのがアイデアとして今あります。人権・貧困とかは他の団体さんと協力したり、詳しい教授の方もいるし、大学として取り組んでいけたらいいなって思ってます。
菊地さん
ほの
ちなみに大学に提言ってどんな感じでされたんですか?
最初はやっぱり大学で何してるか分からないので聞き込みをしました。その時に大学でも一応環境に取り組む目的で環境宣言は出してるっていうのを聞いて・・・
菊地さん
ほの
え、そうなんですか!?全然しらなかった・・・
そうなんです(笑) 学のホームページも見てみると毎年電気やガスをどれくらい削減するか目標を決めて測定するエネルギーマネジメントシステムもやっていて。でも大学職員の方から大学という施設である以上、その使用量の削減にも限界があってどうしたらいいか悩んでいるっていうお話を聞きました。
菊地さん
ほの
なるほど・・・
それで、専門家に聞くのが良いと思って、学生中心でサステイナブルキャンパスに取り組んでいるという事で千葉大学の助教授にオンラインでお話を聞きました。そこでもらった助言から、最初は方針を決めないといけないよねって。大学全体が動かないと意味がないし、方針を定めることが必要だなって。
菊地さん
ほの
確かに!
その後私たちの意見だけじゃ聞き入れてもらえるか分からないっていう事で、外大生にアンケートを取りました。その結果と環境宣言を書き換えたものを大学に提出して、(去年の)9月頃に環境宣言を改定しましょう、っていう感じになりました。
菊地さん
ほの
わぁ・・・なんかすごいですね大学の方針変えちゃうって。学生団体でもそういうのできるんですね~
逆に大学側からは学生の声が無かったら動けなかったって言われました。今回の提言もきっかけは私たちの思いからですしね。
菊地さん
外大生にメッセージ!
ほの
それでは最後に外大生にメッセージを頂きたいです!
これもすごく難しくて(笑)
菊地さん
ほの
すみません(笑)
うーん・・・あ、でもいろんな人に会うのが私はすごく楽しいなと思うので、それこそ学生だけじゃなく社会人とか、社会人でも20代の人とか60代の人とか、そういういろんな人たちと会って話す事かなぁ。私留学から帰ってきてシェアハウスに住んでるんですけど
菊地さん
ほの
へ~!面白そう!!
そこでもいろんな人がいて、結構みんな違ってそれぞれの生き方があるなっていうのを見て、自分の将来のロールモデルを探せるなって思いました。なのでいろんな人と話してみるのは良いと思います!
菊地さん
ほの
たしかに、大学生の今こそやるべきですね!
本日はありがとうございました!
本日はありがとうございました!
ほの
下記のリンクは菊地さんからのオススメサイトです!自分が地球何個分の生活をしているか分かる「Ecological Footprint Calculator」というものです。気になる方はぜひチェック!
54
さいごに…
記事をご覧いただきありがとうございました!これから「きみの”想い”を聞きたい」のコーナーで、コロナ禍でも頑張る神戸外大生へのインタビューを実施していきます!コロナ以前の活動でも構いません!
以下のgoogle formからご連絡お待ちしております!
学生確認フォーム
KCUFSプラスについて