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皆さん、こんばんは🍂
この頃一気に肌寒くなりましたが、風邪をひかないように体調には気を付けてくださいね🍵
さて今日は、タンザニアの幼稚園で英語教員の補助をされていた片岡眞優(まゆ)さんにインタビューしました🎤
現地で実際に目にしたもの、感じたこと、これからの展望…あまり知られていないタンザニアの魅力と共にお届けします!
こあら
ではまず自己紹介からお願いします!
国際関係学科の4回生です!サークルとしてはBYCSにいました。2年前は友人と一緒に共同代表と人事部をやっていました。
片岡さん
留学経験は特にないです(笑)長期の留学はほとんどなくて、高校の時はマルタ共和国に1週間ほど、高校のプログラムでオーストリアで10日の旅行、今回話させてもらうタンザニアに2週間だけです。
片岡さん
タンザニア留学のきっかけ
こあら
結構短期が多めなんですね!タンザニアでの滞在計画はもともと留学の中で片岡さん自身で決めたプログラムなのか、タンザニアの幼稚園の英語教員の補佐をするという目的で参加されたのかというとどちらでしょうか?
後者ですね。大前提を言うとこの後私は大学院に行こうと思っていて。日本ではなくイギリスに行って「開発教育学」を学ぼうと思っています!
片岡さん
その関係でイギリスの院に出願したいんですけど、イギリスの開発学だと、途上国での経験がある方が良いとアドバイスを受けて、イギリスは志望理由書しかかけなくて…それでコロナが落ち着いたしこれは行けという特大解釈をしまして。
片岡さん
こあら
なるほど!タンザニアの経験はいつ頃のお話ですか?
今年の3月ですね。
片岡さん
こあら
ほやほやですね。今年の話だったんですね。もともと大学院を志望していてその前段階としてタンザニアに向かわれたってことなんですね。
こあら
気になるのは、開発教育学を目指されていて、いろいろ発展途上国がある中でタンザニアを選ばれた理由は?
途上国はいろいろあるんですが、アフリカが好きで。そのことからBYCSに入って!
片岡さん
使ったエージェントが経由しているのがケニアかタンザニアの2か国でした。相談した人には、ケニアとタンザニアだとタンザニアのほうが発展途上中だと。タンザニアは英語も通じませんっていわれたのでそっちの方が楽しそうだなーって思って!
片岡さん
こあら
今英語が通じないっておっしゃいました?なかなかチャレンジングですね!
全く通じないというわけではないのですが、ローカルバスで働いている人たちは教育を受けられなかったりしてスワヒリ語やそれぞれの部族の言葉しか使いません。ケニアは基本的に英語が通じるけれど、タンザニアは通じないそうで楽しそうだなーと。
片岡さん
現地での仕事内容
こあら
現地でマサイ族の幼稚園の英語教員の補佐をされていたということで具体的にどういった活動・お仕事をされていたのか知りたいです。
先生業務は基本、日本と変わらないですね。
手洗いをし、朝礼をし、クラスに分かれて先生が授業をし、給食のおばちゃんが作ってくれているのを分けて配る、みたいな感じです。
手洗いをし、朝礼をし、クラスに分かれて先生が授業をし、給食のおばちゃんが作ってくれているのを分けて配る、みたいな感じです。
片岡さん
お昼ごはんは座れって言いながら配っていました(笑)
座れって言わないと立つんで(笑)英語通じないので身振り手振りと教えてもらったマサイ語とスワヒリ語をまぜこぜで何とか伝えていました。
座れって言わないと立つんで(笑)英語通じないので身振り手振りと教えてもらったマサイ語とスワヒリ語をまぜこぜで何とか伝えていました。
片岡さん
こあら
そうなんですねー、片岡さんは給食を食べてって感じでしたか?
食べてもよかったんですけど貴重な食糧なのでボランティアは家で食べました。学校が昼過ぎまでなので、授業はお昼休憩を挟んで13時までって感じです。
片岡さん
こあら
様々なご経験で思うことがあったと思うんですけど、最初に英語教師の補佐として子どもたちと触れ合うにあたって工夫したことはありますか?
工夫か~子どもたちに話しかけるのはがんばったつもりですね。英語だから伝わらないんですけど。みんな「抱っこ」をせがむんでかわいいんですよ😊ほぼ四六時中誰かしらを抱っこしていたと思います(笑)2~3歳児は大丈夫ですけど5歳児はきつい(笑)
片岡さん
先生方もボランティア慣れをしているのでものすごく私が頑張らないといけないことはなかったのですが、質問をしながら進めたと思います。その場その場で授業の準備をしている感じがあったので(笑)
片岡さん
苦労としたこと
こあら
片岡さんが苦労したな~と思うことはあったのですか?
あったよ。1個目は他のボランティアメンバーの英語がペラペラで話すことが早すぎて、道中の話がなかなかできなくて(笑)外大の授業の英語では予測できるのですが現地での友達との話題についていくのは結構きつくて(笑)自分の役割があるとやりやすいのですが日常で5~6人で遊ぶのは、何の話をすればいいんだっていうバックグラウンドがわからないので…
片岡さん
2個目は生徒の名前の問題ですね。スペリングがわからないので、名前を書けと言われてもわからない(笑)90人も生徒がいて、名前を聞いても小さい子は答えてくれなかったり…答えられないお子さんや言えないことはわかるんですが、聞いても文字起こしがむずかしいんですね。合っているのかわからないし。ロミだと思ったのがドミナだったり(笑)
片岡さん
こあら
90人って結構多いなって思いました
10何人しか最終日までで覚えられませんでした。みんな似てるんで(笑)髪型とかもみんな同じで
片岡さん
こあら
ありがとうございます。言葉の壁が多いのかって感じですね。
カルチャーショック
こあら
教育面、教え方とかタンザニアでの生活も含めてカルチャーショックや価値観が変わった経験はありますか?
健康についてのカルチャーショックはありましたね。医学系の学生も何人か来るんですが、その中でスイスから来た医学生で産婦人科にいたんですけど、一部の部族の人たちは、健康や医療に対して違った価値観を持っているなーって話はありましたね。
片岡さん
こあら
そうなんですね🤔
子供たちは小さいのもあって、床に落ちているものも口にするし、自分の口にしたものをお友達の口に入れたりもするし(笑)
休み時間に木陰で寝てたりする子を触ると熱いんですよ。「この子、熱あるんだよ」って言っても「大丈夫だよねー」という感じなんですよ…
休み時間に木陰で寝てたりする子を触ると熱いんですよ。「この子、熱あるんだよ」って言っても「大丈夫だよねー」という感じなんですよ…
片岡さん
こあら
大丈夫だよね、でおわるんですね…
結構価値観として、彼らの基準からすればいつも通りなんだろうけれど、私とか他の先進国から来ている人たちからすると、無理があるよね、というズレがいっぱいありましたね。幼稚園にも保健室もないですし😔
片岡さん
致死率は高いよなってかんじですね。一番のカルチャーショックかな。教育って言っても勉強を教えるだけじゃないんだなーって感じました。
片岡さん
こあら
ほんとうに。
しんどくなったら保健室行きましょう、保健室行ったら家帰ってお医者さん連れて行ってと学ぶじゃないですか。それ以外の衛生面も学ぶじゃないですか…それも含めての教育だなって思いました。
片岡さん
こあら
私たちも通った身でありながら忘れてたんですが、勉強以外のことも学ぶべきっていう発見がありましたね。外に出てみないとわからないことだなって思いました。
タンザニアの魅力
こあら
さっきがタンザニアでのカルチャーショックでの話だったんですけど、ポジティブな価値観の変化もありましたか?
割とフレンドリーでしたよ。タンザニアにいた人でダンスクラブに通ってる人がいて、3日目ぐらいに発表会があって…それをきっかけにダンスクラブに通ってましたね。
片岡さん
3時くらいに帰ってきてやることがないので、4時、5時くらいに出かけて7時くらいまでダンスしてご飯食べたり飲み歩いたりして。普通に初対面の人が肩組んだりしてくることもあって。
片岡さん
こあら
一瞬警戒しちゃうところもありますよね。
ダンスクラブなので基本みんなダンスを踊るんですけど、初対面であってもガンガンおしゃべりしてくれる人が多いです。
思い立ってすぐ行動できるのは日本にはない良いところだと思います。
思い立ってすぐ行動できるのは日本にはない良いところだと思います。
片岡さん
こあら
それは確かに違いだと思います。フレンドリーさは見習いたいですね。
インターネットは普及してはいるんですけど、それでも人との距離は近いんですね。携帯持ってる人は持ってるんですけど、密に連絡とるかなって感じがします。距離が近い。
片岡さん
こあら
生でのコミュニケーションが重要なんですね。
帰りたいのに30分くらい帰してくれない時もありましたね(笑)おしゃべりが好きな人が多かったですね。
片岡さん
こあら
ダンスはどういうジャンルですか?
ブレイクダンスが多くて、部族系のリズム感がよくわからなかったけど(笑)ヒップホップもあって、プロも交じってましたよ!
片岡さん
こあら
プロも交じってるんですね。コミュニケーションの幅が広いですね。
1番の思い出
こあら
2週間を通して1番の思い出をあげるなら何ですか?
色んなバックグラウンドの人がいてて…ちょうど中東あたりの国から高校生が団体でボランティア目的で来ていたことがあって。国も違うし、それぞれの国での立場や財力といったもので裏打ちされて行動も異なります。私たちは生徒が勉強ができるようにって見ているんですけど、その高校生たちは写真撮って終わりなんですよ。その時は泣く子も増えてヘロヘロでした。
片岡さん
そういう日は教育の重要性を実感しました。どういった教育が影響を与えるのか興味があって。人や団体が増えるだけで結構変わるのかと直面しました。
片岡さん
こあら
子どもたちは敏感に感じ取るんですね。
子どもたちはすぐ手が出るんですよ。気に食わないとけったりして。それが助長して争いの種がまかれてましたね。
片岡さん
個人で来ているボランティアは年齢も基本成人していて、ある程度子供達の行動の予想がつくんです。団体で来ていた高校生たちは16~17で育ってきた環境もまた違うのでそれができていないんですね。
片岡さん
こあら
子どもたちの場をうまく回すのが難しいんですかね。
ボールを一つ持っていくと子供達は取り合っちゃうんですけど、その高校生たちはあまりその予想をしていなかったり、喧嘩が始まっても気がついていなかったり。おそらくそういった経験をしたことがないんでしょうね。
片岡さん
教育の場を作る
こあら
プログラムに参加された理由の一つとして教育の場づくりに関心があるって言ってたんですけど、それにはっとさせられまして。
こあら
教育って教えるというところ、教育水準を上げるなどに重視をしがちなのに、片岡さんは環境づくりに目を向けられているなと思いました!環境づくりに興味があるって感じですかね。
そうですね、その中でフィールドを絞ってもいいなら義務教育か義務教育よりも下ですかね。幼稚園は許容範囲ですかね。
高校以降は進学する子としない子が分かれていくじゃないですか
高校以降は進学する子としない子が分かれていくじゃないですか
片岡さん
中学校と小学校って特例の場合を除くと基本的に皆行くのでアプローチの幅が広いじゃないですか。その人自身を作っているのはどこかなって考えたときに親以外で考えたときに子供が一番過ごすところって学校だよなって思って。
片岡さん
こあら
教師を目指されているのと違うってことですね
こあら
教育って教えるだけではないんだなって、子供たちの将来って学校に詰まっているというのは腑に落ちます。片岡さんは、日本より海外でお仕事を考えてらっしゃるんですか?
いろんな人に出会ったり、いろんな場所に行きたいなって思うので。成果がでやすいところっていうか、日本で子供たちが守られているのと同じように途上国の子供たちもしてあげたいっていうか。
片岡さん
こあら
日本では現場を直接変化を持たせるまでのプロセスが長そうですね。
今後の展望
こあら
大学院に進まれるご予定だということなんですが、今は外大の4回生をされていて将来は大学院に進まれていて…将来のキャリアプランはありますか?
大学院は1年しかないので日本には帰ってこようかと思います。博士号には興味ないのでマスターをとって帰って最初は民間につとめようかなと思っております。コンサルや商社系などで海外に行こうかなって思っています🛫
片岡さん
数年たってお金とか勉強に余力が出てきたら、夢物語ですけど国連にチャレンジするのと、ダメだったとしてもNGOにチャレンジしようかなと思っています。いつタンザニアに戻ってくるのって言われるんですけど、そんなすぐにはいけないってなるんですよ。(笑)
片岡さん
こあら
即とは言われないですもんね
帰りたいのは帰りたいんですけどね。いい国なんで(笑)院に行って民間行って日本戻って、国連行くか民間のNGO行ってあわよくばアフリカのどこかに行って仕事をしたいなって感じです
片岡さん
こあら
3年生の講義が始まって自分の将来を考える機会も増えたんですが、片岡さんの話を聞いて、自分の見ている将来がちっぽけに思えるくらい色んな人生があるなって思いました。国連まで見据えられていて凄い。
どうやってなればいいのかわからなかったんですね。3年生の春から始めた就活が全然面白くなくて(笑)そこから調べたら国連には修士号がいるんだなと知って。留学と修士号を組み合わせたら面白そうだなって思って、イギリスで取れるってことを知って現実的になりましたね!
片岡さん
こあら
大学院を決めたことから決まっていったんですね。
後輩へメッセージ
こあら
同じ学年の子とかでもアフリカや途上国、教育に関心がある子が多いですけど後輩の子たちにメッセージを残すなら?片岡さんの経験やキャリアプランも含めて伝えることはありますか?
私は浪人もしているんですけど、私は浪人の時に外大しか受けていなくて。落ちても悲壮感も特になくて「死ぬわけではないんだから、できるとか許される環境がある限り、やってみたいんだったら、自分の覚悟があるだけやればいいんじゃない」って思いますよ。
片岡さん
就活や大学院もどこにも決まらなかったらどうしようって思うんですけど、落ちても死ぬわけじゃないし、そこで人生が終わるわけではないじゃないですか。やってみたいことをやればいいじゃないですか。
片岡さん
こあら
ささりますね。肩の力を抜いたらいいなって思うんですよね。
こあら
やっちゃえっていう勢いが大事だなって説得力がありますね。良いお話をありがとうございました😊
インタビュアー:こあら/執筆:ももかか
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございました!
KCUFSプラスの運営する当サイトKCUFS+では、これからも様々な活動に取り組む外大生のインタビュー記事を掲載していきます!
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外国語学部英米学科4年
インタビュー記事担当
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