【海外院進学】外大卒業生に聞いてみた!!海外院進学の実態!!

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皆さんこんばんは!KCUFSプラスです!!

春休みに入って、ゆっくりと自分の時間を過ごせてる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな中、今回皆様にお送りするのは海外院進学に関する記事です!
現在アイルランドにいらっしゃる国際関係学科に所属していた22年卒のTさんのご協力のもと、インタビューをさせていただいたのでこの記事を見て少しでも海外院進学のことについて興味を持ってくださったらうれしいです!!

インタビュアー:こあら

こあら
こあら
KCUFSプラスのこあらです!今日はお願いします!
お願いします!
Tさん
Tさん

はじめに

Tさんの経歴

・国際関係学科に所属していたOGの方(22卒)
アイルランドのユニバーシティーカレッジダブリンという大学のビジネススクールに進学をしている
・専攻としてサプライチェーンマネジメントを学んでいる

海外院進学をしようと思ったきっかけ

こあら
こあら
元々国際関係学科で、今回は大学院の中のビジネススクールでしたっけ?
そうそう、まあ日本でいうところの経営大学院って感じかな
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど、、それでは外大生時代からこのビジネスの道には興味があったと言うことですかね?
そうですね、もともと普通に就活するつもりだったんですけど。2回生を終えたところでアイルランドに短期留学をしてて、その留学を終えた後でインターンなどをして、サプライチェーンという分野に興味を持ったので、入学した当初から考えていたとかではないですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
日本にも色々経営大学や大学院があると思うんですけど、そこでアイルランドを選んだのはやっぱり留学っていうのが大きいですかね?それとも何か別の理由があったりしますか?
留学に行ってすごく気に入ったいうのが一番の理由です。英語圏の大学院を卒業したってことだけで、英語のレベルの保証にもなるじゃないですか。アイルランド自体はイギリスとかと比べるとあまり有名でもないんですけど、個人的に伝統文化とかに興味があるのでアイルランドにしました。あと人がすごくフレンドリーなので笑
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そうなんですね!私の知り合いの中にも大学院に進みたいという人がいるんですけど、海外の大学院に進むという道に馴染みがあまりなかったので、それを選択されたTさんはすごいなと思いました!
こあら
こあら

その大学のビジネススクールを選んだ理由は別にありますか?大学院選びで何を重視されたのかが気になりました。
進学先の国に迷いはなかったですが、どの大学院にするかで迷いました。アイルランド国内で見たときにサプライチェーンについて学べる大学がそこまで多くなくて、国の大学のトップ1,2は学べたんですけど、全部応募して、結局この大学に収まったという感じですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど!そうだったんですね。

  
↑Tさんの通っていた大学院。おしゃれですね!!


ちなみに校内はこのような感じです!(写真は図書館)

院進学を決めた時期、準備について

こあら
こあら
最初に大学院進学について考え始めたのはいつですか?
3年の夏までには決めないと就活が始まっちゃうじゃないですか。だからそのタイミングくらいで思い切って決めた感じですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そうなんですね。本格的に院進学の準備はいつ頃からはじめられましたか?
すべてに当てはまるとは思わないんですけど、少なくともヨーロッパの大学院のほとんどは同じような感じで、自分が始めようと思っている前の年の秋頃に募集が始まるんですね。なので、私の場合は2022年の9月から大学院を始めたので、2021年の10月辺りにもう応募を始めた感じです。結果はその年の冬に帰ってきました
Tさん
Tさん
こあら
こあら
募集は試験で決まるものですか?それとも他に面接だったり、院進の手続きとしてはなにがありましたか?
アイルランドは、院試はないです。応募するときのGPAと、志望動機、自己PRみたいなことをいくつか聞かれて、それに対して文章で答える感じなので、重要なのはGPAとある程度の英語力です。応募する前に英語の試験も受ける必要があり、私の場合はIELTSを受けました。必要なスコアの目安があるんですけど、私の場合はIELTSの6.5が最低条件でした。必要な資格であったりGPAであったりは事前にわかるので、院進を考え出したときにはもう取りに行くような事前準備が必要ですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
自己PRなどの書類は、アイルランドの院進に当たって、大学の教授と相談して進められましたか?それともご自分で進められましたか?
その質問の答え自体は自分で用意したんですけど、内容の推敲や、英語の文法やスペルミスの確認を、外大の先生であったりゼミの先生であったりに相談してました。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど。留学だとエージェントとかがあると思うんですけど、先生以外だとそういった相談先はなにを利用されてましたか?
海外大学院進学に関してはエージェントはほとんど使えないです。私も何社か聞いたんですけど院進は扱ってないですと言われてしまって…
自分で大学について調べたり、私の大学に関しては在校生に直接メッセージできる機能があったので、すごく参考になりましたね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
直接大学のホームページだとかサービスを自分から利用していくっていうのが手なんですね。
すべての大学で在校生と話す場があるわけではないです。アドミニストレーションオフィスという、応募前の学生とやりとりをする場所のメールアドレスは載っていると思うのでそこの人に直接聞いてみるっていうのも手だし、私は留学フェスみたいなイベントに積極的に参加して直接そこで参加している人のメールアドレスを入手するのを強くお薦めします!というのも、直接関係者個人の連絡先を持っていれば、詳しく説明やサポートもしてくれると思うので!
Tさん
Tさん
こあら
こあら
へえ、そんな方法があるとは、目からうろこです!直接連絡してくれるような意欲のある人が居れば断ることもなかなかないですもんね…
こあら
こあら
次に費用や奨学金についてなんですけど、その点はどういう風に工夫されたのかお聞きしたいです!
そうですね、これが結構シビアで笑 学費もそうですし、家賃や生活費がすごく高くて、一年といえどかなりの額になるので応募できるすべての奨学金に応募しました。4年の春ぐらいにはインターネットとかで、自分が応募できる国内の奨学金はすべて調べ尽くしました。その応募も、3年の終わりや4年の春からはじまってたりするので、早い時期から応募することをお薦めします。多分なかなか取れないと思うので…
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そうですよね、そもそもの枠があって、誰でも出来るっていうわけじゃないですもんね
特に外大生が応募するような修士号って、taught masterっていう主体のものが多くて、自分で研究するというよりかは授業を受けて論文書いてというものが多くなると思うんですけど、日本の奨学金は実際に自分が研究する人に出す奨学金がかなり多いので、受身の修士号の場合はなかなか奨学金が取れないんですよ。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど。今Tさんが通われているビジネススクールだと自分で研究するというより今講義を受けていることなので、より狭き門になっていくってことなんですね、、
結局日本国内の奨学金は取れなくて、このユニバーシティーカレッジダブリンからの直接の奨学金で私は授業料が半額以下になったのでかなり助かりました。奨学金がないとかなり不利だと思うので、すべて応募してください! めっちゃ大変ですけど笑
Tさん
Tさん
こあら
こあら
うわあ、重い一言をいただきました笑 どれだけ難しいのかっていうのがすごくわかりました笑
それと、すごく明確で強い志望動機と、それをどう自分に活かせるのか、社会に貢献できるのかっていう点をすべての奨学金で聞かれます。後は応募するときかなりの確率で推薦状が必要になります。その場合やっぱり教授との繋がりが必要になるので、応募の締め切りの一ヶ月前くらい前には教授にお願いをして事前に連絡を取るのは必要ですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
事前の段取りが大事になってきますね。留学でもそうだとおもうんですけど主体的に動いていかないといけませんね。なるほど、ありがとうございます!

大学院のスケジュール

こあら
こあら
ここまで入学前のことについてお聞きしましたが、卒業までのスケジュールや学習内容、卒業後のビジョンをお聞きしたいです。
まずスケジュールに関しては、私のコースは3学期制で、最初のセメスターが9月始まりで、今ちょうど最初のセメスターを終えたあたりになります(12月時点)。2学期目が1月の末から4月まであって最後の学期が4月から8月半ばくらいまであります。8月の末に授業を終えて、大体の学生は次の9月から就職して働き始めるという感じですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
ではTさんは卒業後帰国されて、そのまま就職されますか?
こっちに残って就活をしようと思ってて、最初はこっちで数年キャリアアップや色んな経験を積むために仕事をして、もし良い条件のお仕事のお話があれば日本に帰るかもしれないし、こっちでいい条件のところがあればこっちに残るかもしれないし、働く場所に関してはそんなに強いこだわりはないので、いい条件の仕事があるところって感じですね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
自分が過ごしやすいっていうのは大事ですね。
学習内容は具体的にどのような感じですか?
ビジネススクールの場合はどこも共通しているのが、ケーススタディーという、実際のビジネスで起こっている事象を例にしてディスカッションをしていくような授業が多いですね。また、サプライチェーンの根幹の論理的な授業もあるという感じで、実践的な授業と論理的な授業があります。覚えるような授業に関しては学部と同じようにテストがあって、私のコースの場合は両方均等にテストがあるといった感じですね。多分コースによっては違うとは思いますが。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
細かい内容や比重は直接聞かないとわかりませんよね。ありがとうございます。
日本とアイルランドとの時差があるということで、Tさんはアイルランドでの就活を考えていらっしゃるとのことなんですけど、時差で何か苦労をしたことは特にないですか?
今のところはないですね。海外の大学院に進学してその後日本で就職したいっていう場合は、多分大多数がロンドンキャリアフォーラムとかボストンキャリアフォーラムみたいなものを使って就職先を見つける人が多いのかなと思います。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そのフォーラムというのはどういったものですか?
日本の企業であったり、日本にオフィスのある外資系の会社であったりっていうのが、直接ロンドンやボストンの大きい街でキャリアフォーラムと呼ばれる企業説明会を大規模に行うのが年に1回あるんですね。海外の大学院を出る学生はみんなそこに行って、その場で面接を受けて決まるのが一番速い流れになるんじゃないですかね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど、そういった方法があるんですね。同時に進めていくってなるとそのほうが効率もいいですよね。
あとリンクトインという就活アプリがあって、そこに自分の情報を登録しておけば、日本の会社から直接仕事のオファーが来たりします。会社の方から自分たちのほしい人材に合った人を検索して直接話しかけてくれるので、自分から就活しなくても話が降ってくることもあります。海外ではなく日本にいて就職される学生さんでも登録していて損はないと思うので是非!
Tさん
Tさん
こあら
こあら
私このアプリ自体始めて知ったのですが、院進の有無にかかわらず外大生には是非知っておいてほしい情報ですね。ありがとうございます!
こあら
こあら
Tさんはこのスクール以外に何か学ばれているものはありますか?
私の大学にはないんですけどダブルディグリーというものが他の大学にはあったりします。例えば2年間のコースだとして、1年目にアイルランドの大学で、2年目に別の大学で勉強をすると、両方の大学からdegreeがもらえるんですね。だから卒業するときにはアイルランドの大学からの修士号と、別の海外の大学からの修士号と両方持った状態で卒業が出来るっていうのもありますね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
このスクールで1学期が終わったところではあるのですが、この大学を選んでよかったと思うところやメリット、反対に苦労されていることや入学前にしておけばよかったということは何かありますか?
メリットに関しては、私はこの国に残って就活をしようと思っているので、卒業生との繋がりがすごく大きくて、OBOG訪問であったりがすごく簡単にできるし、就活に関してはこの大学は強いなって思います。あとはクラスメートも色んな国から来てるので、日本では経験できない色んな見方ができます。海外で働くとなると色んな国籍の人と働くことになると思うので、それを学生のうちから経験できるのはすごくいい環境なんじゃないかなと思います。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そこの環境や人脈が将来につながっていくというのは大きなメリットではありますね。
逆にデメリットと感じることは、ネイティブの人との差です。ですが、先生もネイティブじゃないと分かっているので、英語が完璧じゃないからといって点数を下げられたりとかはないですね。自分の意見さえちゃんと伝えられる力があれば英語は完璧じゃなくても大丈夫です。多分スピーキングに自信がない学生さんも多いと思うんですけど、そこに関してはなんとかなる笑
Tさん
Tさん

外大生へのメッセージ

こあら
こあら
何か今ぼんやりとでもしっかりとでも海外院進を考えている外大生にアドバイスをあげるとしたらどんなものがありますか?
なんで海外まで行って大学卒業後に勉強したいのかですね。インターンをやっていて気づいたんですけど、外大生に限らず結構国際系の分野に興味のある学生が、「海外にいつか駐在をしたいんですけど、何年目に行けますか?」という質問をみんな聞いているんですね。日本の会社の場合、ほとんどが入社3年から5年目以降なんですけど、3年から5年も経つと、結婚であったり出産であったり自分の人生の段階も変わってくると思うので難しいと思います。私は個人的にそんなにすごく海外で働きたい気持ちがあれば、最初から海外で働いちゃえばいいと思っていて笑
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど!結局海外で働きたいっていう気持ちがあるのであれば、寧ろもう海外で先に学んでしまった方が段階がスムーズですね!
多少その国の学歴を作り上げてから就活するのは本当に早いし、直接行ってもなかなかいい仕事に就きにくいと思うので、そういう点で大学院はすごく便利ですよ!
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そういった道があるのかって発見です! 以前留学されていた経験も踏まえて、自分が働きたい国で一年間、生活したことがある上で就職ってなると流れがスムーズですよね。
もし金銭的余裕や精神的余裕があるのであればトライしてみるのも良いと思います!合わなければ帰ったらいいので。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
そうですね、どっちに転んだとしてもというところですね。
お薦めとしては、その国の中のジョブマーケットでどういう需要が大きいのかを事前にリサーチすることをお薦めします。その国で働きたいのであれば事前にどういう仕事の需要が大きいのかを見極めた上で、どの分野を勉強するかを決めてもいいのかなと思いますね。
Tさん
Tさん
こあら
こあら
なるほど、国によって必要とされている分野がありますもんね。入学して終わりではなくてその先のことも考える必要がありますね。先を見据えた上での大学院選びっていうのも大事ですね。

たくさんお話ししていただき、ありがとうございました!

ありがとうございました!
Tさん
Tさん

 

 

いかがでしたか!?これまで海外院進学について考えていなかったかたの、選択肢の幅を広げられるような記事になっていたらうれしいです!!
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