日中比較ゼミ紹介~中国学科教員 下地早智子(しもじさちこ) 教授~

この記事は~2020年度入りのゼミ生の意見を参考に作成しており、個人的な意見や年度によって異なる情報を含む可能性があります。最新情報は2023年度ゼミ募集要項をご確認いただくか教授・教務入試班にお問合せ下さい。

01.受け入れ学科・コース

学部生:リベラルアーツ・多文化共生・中国語学文学コース
二部生:×

02.研究内容

現代標準日本語と中国語の普通话(必要に応じて英語)の文法と意味、談話構成、言語行為、言語とコミュニケーションなどに関する対照研究を主題とします。主として「中国語らしい」という感覚の正体を、言語学的な側面、特に文法的側面から明らかにすることが目標になります。毎回のトピックについて、中国語を母語とする大学院生をゲストに、お互いの言語や言語行為、コミュニケーションにおける「振る舞い」上のエラーなどに関する素朴な疑問点等について議論します。この分野の研究成果を学び、議論を深めることを通して、これまで意識
していなかった母語による思考の縛りが意識できるようになります。また、中国語と日本語、さらには言語そのものに対する感覚を磨き、それぞれ自分なりの中国語観を見出すこと、そして、日本語を日本語の外から見ることができるようになること、さらには、日本語母語話者にとっての「普通」や「当たり前」を相対化することを目指します。このため、研究対象は、狭義の文法や意味分析のみならず、ある表現形式がコミュニケーションの特定の場面において果たす役割や、日本語の対応表現との間に見られる表現効果の違い、言語に現れる日本語母語話者と中国語母語話者の発想や思考の箍の違いなど、広い意味での言語研究を対象とします。分析対象は、日中対訳のある文学作品、漫画、テレビドラマ、映画、お笑い、流行りの楽曲など、受講者の希望や趣味趣向に応じて多岐に渡り、さらには、それぞれの母語話者に対する対面調査やコーパスなどを活用して研究を進めます。(研究指導要項より)

教授の研究分野はこちらから!↓↓
https://www.kobe-cufs.ac.jp/institute/faculty/shimoji.html

03.授業について

授業の進め方

前期は中国語文法の基礎知識を確認し、全体像を概観します。後期以降は学生各自が自分のテーマを見つけ、そのテーマについて先行研究を検討し、調査結果を全員にプレゼンテーションし、討論する、といったサイクルで、卒論執筆に向けた作業を進めます。毎回の報告前には、必要に応じて研究の進め方に関する個別指導を行います。後期の研究内容はレポートとしてまとめ、受講者全員分のレポートを冊子にまとめます。4 年次以降はそのレポートをさらに発展させて、卒業論文に仕上げていきます。(研究指導要項より)

04.評価

討論への貢献度(25%)、先行研究の成果などへの理解力(25%)、年度末のレポート(50%:分析内容 25%、独創性25%)によって評価します。(研究指導要項より)

05.いいところ!(ゼミ生の声)

研究面

3,4年生と中国人留学生のゼミ生が共に受講するので、文法や日中間のコミュニケーションに関する差異について、中国人留学生と日本人学生で議論しながら考えを深められる

研究以外

先生がとても優しく、授業の雰囲気も良く、とても居心地がいい。
アドバイスもたくさんもらえる。

06.ゼミの推しポイント!(ゼミ生の声)

日本人も中国人もおり、学年も皆異なるので、個性豊か。ゼミ旅行などの校リュも計画されていたとか!
議論中もにこやかで、疑問点を質問しやすい

07.卒論

日本語、中国語

08.選考について

1名ずつ対面で行います。

 

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