JOBinar!  海外営業・投資の仕事について

はじめに

今回はKCUFSプラスが主催として行っているイベント”OBOGによるジョブセミナー JOBinar!”の先駆けとなる”職種理解セミナー”にて講演くださった大橋航さんの記事です🤩特に海外営業・投資に関して大変貴重なお話をいただきました!是非ご覧ください💕

動画はこちらから

記事はあくまで講演を簡略化したものです。より詳しく知りたいという方はこちらの学生確認フォームにご記入いただくと、メールにて動画を受け取れます✨
※受け取った動画は外大生限定です!他者に公開しないようにお願いします!
外大生限定動画はこちらのフォームから

それではスタートです!

プロフィール

大橋航(28歳)

2008年4月~2011年3月: 兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校
2011年4月~2016年3月: 
第2部英米学科
2016年4月~2018年9月:
株式会社 神戸製鋼所入社 機械事業部門 産業機械事業部 樹脂機械部営業室所属
産業機械の海外営業として、1~2年目:韓国・中国・日本国内、3年目:欧米を担当。
2018年10月~現在:
森トラスト株式会社 投資事業部 グローバル・イノ
ベーション戦略グループ
海外不動産投資を主な業務とし、米国を中心にオフィスやホテルの取得を検討。また、企業のM&Aや新規事業への投資検討も担当。

講演パート

神戸製鋼所での海外営業

営業の事、本当に分かっていますか!?

一言に営業と言っても、
 ・どんな商材を売り込むのか?有形・無形?
 ・国内?海外?
 ・顧客はどんな人?新規?既存?
などなど非常に多種多様な営業が存在します😮
必要とされるスキルも違いますので自分に合ったタイプの営業を見つける必要があります✨

売り込むだけが営業じゃないんです!

顧客に商材を売り込んで契約結んで終わり…そう思っていませんか??

実はそれだけじゃないんです!
受注前の販路探しから受注後の商材検査・納品・入金確認まですべて営業が窓口となって行うことになります。
営業は社内の人と社外の人をつなぐ窓口となる存在✨非常に大切なポジションです。
しかし、「ただの窓口だと誰でもいい」となるので

そこに自分の価値を生み出して相手のニーズにこたえる必要があるわけです😎

大橋さんが語る、海外営業(メーカー)のやりがい✨

 ・社外との出会いが多く、様々な知見が手に入る
 ・開発中のものに触れられる
 ・時代の最先端を見れる
・いっぱい海外に行ける

大橋さんが語る、海外営業(メーカー)の厳しさ💦

 ・顧客からの過剰なリクエスト
 ・社外内の板挟み 「知らんわ!」
 ・国内外の文化の違い
・時差

大橋さんのオモシロ苦労話🤣

海外の人と関わるからこそ、たくさんの苦労話もあります。今回はそのうちの一つをご紹介!

【イタリア人がお金払わない事件】
大橋さん   :「早くお金払えよー!」
イタリア人顧客:「しつけぇなあ、お前って俺の母ちゃんより電話してくるよな」
大橋さん   :「お金払わねえならお前の彼女より電話かけてやろーか?」

なかなかお金を払わないお客さんがいるんですね(笑)
さすがに彼女より電話がかかってきたら払わざるを得ません😅

 

森トラストでの海外不動産投資・企業M&A

森トラストとは? -デベロッパーって何してるの?-

森トラストは、オーナー企業で若い女性社長ということで、新しいことをどんどんやっていこう!というアグレッシブな社風です😎
一番のメインの事業は不動産事業!
数千億のビルを作ったり、国内主要観光地に外資系ホテルブランドを誘致したり、海外不動産に投資したり、ベンチャー企業に出資したり、、、、ということをメインでやってます✨

海外不動産投資…名前聞いただけでパニックなんですが😱

【流れ】
1.国・都市指定・・・マクロ・ミクロ環境調査
2.案件検索・・・情報収集
3.デューデリジェンス・・・収益率予測・リスクチェック
4.投資実行・・・法人設立・ファイナンス・契約書締結
5.投資先管理・・・収益管理・決算書類作成
6.投資先売却・・・利益確定

大橋さんが語る、海外投資のやりがい✨

形・記録に残る仕事ができるというのが全てです!
実際に大橋さんが行った仕事が日経新聞など複数の記事になりました🤩

大橋さんが語る、海外投資の難しさ💦

・守備範囲が広すぎる問題
税務・会計・法務…結構いろんな知識がいります!
専門家はもちろんいるものの、担当もある程度分かってないと仕事にならないんですね🙁
・責任が大きすぎる問題
規模が大きいので一つ一つの仕事で神経がすり減ります。

学生のあなたへ✨

学生の間はまとまった時間を取りやすいです。
ぜひぜひ勉強に励んでくださいね!
・本
 ・不毛地帯(小説・著者:山崎豊子)
 ・華麗なる一族(小説・著者:山崎豊子)
 ・鉄の骨(小説・著者:池井戸潤)
 ・GAFAの決算書(ビジネス・出版社:かんき出版)
 ・No Rules(ビジネス・出版社:日経BP)・・・Netflixに関する本です。
 ・はじめてでも読みこなせる英文契約書(ビジネス・出版社:明日香出版社)
・勉強
 ・簿記(できれば2級)
 ・貿易実務検定(海外営業したいなら)
 ・会計に興味あればUSCPA
 ・ビジネス英語
 ・歴史の勉強(日本海外問わず)

Q&Aパート

ここからは当日に出た質問の一部をご紹介していきます!

自分自身の中で、営業として育ててきたスキルはなんですか?

社内を敵に回さない能と、お客さんに寄り添うことのバランス感覚かなと思います。
営業の人であるあるなんですけど、お客さんに対して過度にイェスマンであったり、社内を敵に回してまでお客さんの要望を全部かなえるような動きをする人がいるんです。でも私個人的にはこれをNGと考えており、また、お客さんとの関係性よりも社内との人間関係の方が長く続くものと考えています。だから社内の人にはあまり無理を言わないようにして、どちらかというとお客さんを説得する側に回ってました。もしくは社内に無理なお願いをするときは、自分自身が誰よりもその仕事に対して真剣に向き合っている姿を見せることで、社内からの信用を得られるようにしてました。
社内の関係者が「大橋さんは自分で働いて背中を見せてくれる人なんだ」と理解してくれると「じゃあ大橋さんの仕事を優先しようかな」と思って協力をしてくれることによりお客さんの満足度が上がるようなサポートができると考えていました。だからお客さんと社内で板挟みになっても、最終的には社内のほうを向くようにしてました😊

営業として社内で自分の価値をつける、ということですが具体的にはどのようにされてましたか?

私は北米担当だったんですけど、常に電話に出れる、というのが私の価値だったと思います。時差の関係で日本の就業時間に欧米は動いてないんです。そんな中、窓口として、夜中でも電話はとれるようにしていました。電話に出て、用件を聞いて、夜中のうちに内容をまとめて次の朝には仕事が進むようにすることで、”時差”という壁を乗り越えるようにしていました。しっかり窓口として機能し、お客さんの不安・問題を最小限に抑えるようにすることでお客さんの信用を勝ち取っていました✌

自社の製品をどうしたら使ってくれるか考えると、営業マンがどういうトラブル対応をしてくれて、どれだけ俊敏に動いてくれるか、その点でこの人に任せなきゃいけない。と思わせることが非常に大事なんです。その面で顧客には向き合っていました。

海外営業志望において、外国語大学を出たからこその、自分の強み、他大学と差別化できる点はありますか?

語学を学習することに関して抵抗力がないっていうのははっきり強みとして言えると思います。英語が話せ、海外営業を希望しても、そもそも英語が公用語の国を担当するかは分からないです。でも外国語を使うってなったときに、すぐその言語に取り掛かれるっていうようなフレキシビリティがある。これは強みになると思います。

就活って楽しかったですか?苦痛でしたか?

こんなこと言うと敵を作りそうだけど、めちゃくちゃ楽しかったです😅
個人的には就活は手段であって、ゴールではないと思っており、私にとって就職活動は、社会に出たときの仲間作りという感覚だったんです。そこでいろんな人と知り合って人脈作って、これからのキャリアに役立てていこうという思いが強かったです。そんな思いで受けてたら、副産物みたいな感覚で内定がもらえた。だから人と触れ合うっていうのが楽しかったですね。
学生のころにやっててよかったと思うのは、同士・仲間を作ることです。友達でもないし、職場の人でもないんですけど、仲間っていう感覚の人を作ることです。転職の相談をしてくれたりと、今でも続くような仲の人がいっぱいいます。

改めて動画はこちらから

記事としては以上になります。より詳しく知りたいという方はこちらの学生確認フォームにご記入いただくと、メールにて動画を受け取れます✨
※受け取った動画は外大生限定です!他者に公開しないようにお願いします!
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