第2回JOBinar!コンサル・PRの仕事って?

はじめに

こんにちは!
今回は現在KCUFSプラスが主催として行っているイベント”第2回 OBOGによるジョブセミナー JOBinar!”にて講演くださった
中村佳正さんの記事です!

動画はこちらから

記事はあくまで講演を簡略化したものです。より詳しく知りたいという方はこちらの学生確認フォームにご記入いただくと、
メールにて動画を受け取れます

受け取った動画は外大生限定です!他者に公開しないようにお願いします!
外大生限定動画はこちらのフォームから🎈

それではスタートです!

プロフィール
中村佳正

コンサルタント・PR
1986年中国学科卒業。学生時代には学園祭実行委員会を設立。
株式会社ブレーンセンター チーフ・コンサルタント。
企業PR、IR、CSRなどのコミュニケーション支援や経営層へのコンサルなどを担当。
社外では、一般社団法人経営研究所で「元気塾」のコーディネーターとして
ミドルマネジメントの方々と様々な提言者の方々と毎月経営を勉強中。
また学生発の組織「イノベーションチームdot」のアドバイザーも務める。

今回の講師、中村佳正さん!!

講演パート

どんな仕事をしてるの?

企業のブランディングや、戦略の立案支援とか浸透支援をする仕事です。
お客さんの会社のビジョンや、経営計画を作るお手伝いをしています。裏方さんです。
ずっと同じ会社にいるけど、1社の中でいろんな企業でやっているような感じです。

入社のきっかけは?

大学の学園祭が全部自治会の下にあったんですが、好きなようにやらせてもらおうと思って仲間を増やして色んなイベントしました。
でもお金がないので、照明やミキサーの人と仲良くなってバイトする代わりに学園祭に協力してくれないか頼みもしましたね。
この学祭の企画運営が経験として活きてきましたね。その後、他のイベントである人に声をかけられて。
「お前、どうせロクに就職やってへんから世話してやるわ」って言われて、
「どこでもいいです。プロデューサーになりたいです。」って言って入ったのが今の会社です。
大学時代から今に至る道で実は繋がってて、今でも縁のある人たちはいっぱいいます。

コンサルで求められるものとは?

①本質重視
②対話重視
③途中で投げない

①企業って営利組織なので目的は利益の追求ではある、だと同義反復で思考停止状態になる。
でも「企業の価値って誰が決めるの?」という問いを立てることが、問題解決のための本質に繋がるんです。
②企業を取り巻く利害関係者(顧客、取引先、社員、株主など)間の利害関係はだいたい一致しないので、
それぞれに最適な関係づくり=対話が必須。他のPR会社とは違って、うちの会社では、
お客さん(企業)がちゃんと情報発信・受信するという対話のための仕組みまでつくっています。
③誤解や反感なく伝えることって難しい。だから伝わると価値があります。
コミュニケーションギャップを見つけることがこの仕事のスキルの第一歩です。

 

キャリアパス(※)は?

先生をつくるのがポイントだと思います。
お客様(依頼主)や
先輩など、自分よりずっと経験豊富なプロの考え方をお金出さずに仕事しながら勉強できます。
海外にいた駐在員を取材したことがあるんですが、
優秀な人が多くて今は
役員や学者になっていて。いい経験でしたね。
※キャリアパスとは?
ある職位や職務に就任するために必要な業務経験とその順序、配置移動のルートの総称。噛み砕いていうと、キャリアアップの道筋です。(en転職HPより)

必要な知識は?

マネジメント全般ですね。
マーケティングとイノベーション。マーケティングというのは、消費者がつい買うようにすること。
イノベーションというのは今ある価値を合わせて新しい価値にすること。あと、お金に関する知識ですね。

印象に残っているサポートは?

①大阪船場アパレル10数社(学生採用)
②大事件を起こした会社の信頼回復

①就職バブルの頃、学生が来なくて悩む10数社から若い社員を集めて1つのチームにして、
昼間にディスコで説明会したらとても話題になりました。
②大事件を起こした会社で、株主の怒りを鎮めたり、その後合併した企業との合宿や社内留学など、
とにかく仲良くなってもらうよう一年かけてしましたね。
これってPRの仕事を超えてるけど、本当に困ったお客さんこそ助けないと、と思っています。

人とのつながりを増やすには…

☆「人脈」より「一期一会」を大切に
人脈っていうのは全く意識してなかったし、しなかったし、しない方がいいんじゃないかな。
本当に一期一会で、一対一でやってきた結果、多くの人と友達になったんだと思います。

☆学生という立場を生かそう
本当に心ある人は、必ず会ってくれるので、会いたい人に会いに行きましょう。
でも、お互いの時間を無駄にしないように、喋る練習は絶対必要!!

他にも…

・日本企業の英語が伝わらないのはなぜ?
・将来したいことがないんだけど…
・仕事を楽しむためには?
・PDCAサイクルはもう古い!?これからはVUCAの時代
などのお話もしてくださりました!

Q&Aパート

ここからは当日に出た質問の一部をご紹介していきます!

リーダーとしてビジョンを浸透させていく上で大切にされていることはありますか?

自分でマンダラート(大谷翔平選手が高校時代に使っていた※)を書いてみると鮮明になるのでは?
そうすることで的確な指摘ができる!
役割が決まって動くボランチってutilityじゃん!!自由に動ける。でもそんな人だけじゃだめ。
ときには専門職、ときにはボランチだって必要
昔はすぐできる目標高い目標を2つあげて、70%くらいの達成度で次に進むってやり方をしていた。
そうすることでメンバーが達成感を得られやすいでしょ?
 ※参考)https://www.asobou.co.jp/blog/bussiness/mandal-art

他の業種に惹かれたり、転職したいと思ったことはありますか?

ありませんね。全部今の企業でやらせてもらえたので。社長には「何やってもいいよ!」って言われた。
「うどん屋やってもいいよ!」とも言われた。「うどん屋なめてんのか??」って思ったけどね(笑)
僕にとっては「○○やりたい!!!」っていうのが一番大事
正直ハンティングだって何回もされた。「今の倍額出しますよ!」とか!(笑)。でもそんなのには惹かれない。
「面白い仕事をしましょうよ!」にはすっごく惹かれるけどね!!とにかく「お金あげるからやりましょう。」には全く惹かれない。

コミュニケーションをとる上で、大切にされていることや意識されていることはありますか?

自分と他人とは違うと必ず思うこと「え?今この人誤解してないかな?」って毎回思うようにしている。
だから訊いてみるわかった気になったらアウト。逆もしかり。
「音声のない世界でコミュニケーションをとることはできるのか?」
ZOOMで音声を切って、顔だけでやってみるとか。ノンバーバルは大切だと思う。
それで言うと、
空手はノンバーバルの極致(呼吸を読むとか、間合いだけで相手を動かしたり動かされたり、、!!)。
まず「聞き返す」ことが大事。ときに勘違いから新発想が生まれることもある!!

コンサルは激務なイメージがありますが、実際はどうですか?

向き不向きはある。どうでもええわって人がコンサルになると大変なんで別の業界へ行ってください(笑)
ちゃんと真面目にやってくれる人がコンサルやってほしいな。本気で相手の立場になってくれる人がやってほしい!

改めて動画はこちらから

記事としては以上になります。より詳しく知りたいという方はこちらの学生確認フォームにご記入いただくと、
メールにて動画を受け取れます

受け取った動画は外大生限定です!他者に公開しないようにお願いします!
外大生限定動画はこちらのフォームから

  • コメント: 0

関連記事

  1. 第6回JOBinar!公務員の仕事って?

  2. 第11回JOBinar! 外務省で働く言語のスペシャリストとは?

  3. 第10回JOBinar!英語×会計でキャリアチェンジ!国際税務アドバイザリーのOBに聞く「語学×専門性」のキャリアとは(当日Q&Aコーナーをレポート)

  4. JOBinar!外資系企業に勤める外大OBの先輩方にQ&A!

  5. 第4回JOBinar!教師の仕事って?

  6. 第5回JOBinar!映像翻訳の仕事って?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


カテゴリー